竣工から1年以上が経過した段階で西面にヒビが発生。
今朝はそれをチェックしに出向きまして。
ご連絡いただいたときはさすがにショックを隠せなかった。
このヒビによって躯体は致命的なミスを犯している可能性があるからだ。
幸い?原因は木下地の「乾燥・収縮」であることが判明した。
例えば、「斜めに入ったヒビ」が一番恐ろしいのだ。
それは躯体自体が動いていると言うこと。
一概には言えないのですが、構造的な耐震性、地盤の沈下、道路状況により激しい振動等。
原因は様々考えられるモノの、いずれにしても芳しくない。
今回は縦に、しかも柱の位置、つまり「ジョイント」部分での発生である。
つまり、ジョイント部で木が乾燥・収縮を繰り返した事によるヒビであることが判る。
特に、「通気工法:木摺下地」であることがそれを誘発している可能性がある。
とはいえ、このケースはちょっと想定外だった。
環境的に西日がもろに当たり、この酷暑(しかも夕立すら降らない)、内部と外部の温度差という条件が重なってしまっている。
事実、他の面には一切発生していないのだ。
この程度のヒビでは漏水がどうこうという話までは行かないモノの、それでもやっぱりショック。。。
自然素材故の...と言う「言い訳」はいくらでも出来るけど...それでもショック。。。
当然のことながら「無償」での対応になりますが、ちょっとでも住まい手さんにご心配を掛けたことに申し訳なく思います。
公のブログで、このような完全にマイナスイメージを公表してしまうのもどうかと思いますが、それも施工者の責任であるとの認識で公表させていただきました。
今後は二度と発生させないよう、なんらかの処置・対策が必要ですね。
こうした試行錯誤を繰り返して建築のクオリティを上げていくのです。
それが住まい手さんにとって唯一無二の「家守り」としての使命だと心得ています。
今後の対応および対策は今後のために、またブログで公表することとしましょう。
C様@
この度は本当にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。。。