鎌倉の分居/若原一貴/若原アトリエ

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先週は鎌倉まで建築家さんの作品を見学へ行ってきました。

若原一貴/若原アトリエ
※ご本人に許可を頂いて撮影し、写真を使用しております。

最初に彼の作品を見学させていただいた時の印象は「陰のための光」でした。
通常ならば「光」で閉じるところを、その先まで計算する凄みを感じました。
それはこの作品でももちろん共通で、若原建築の「閉じ方」を堪能してきました。

それでは見てみましょう。
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数少ない開口の中でこれが一番大きいサイズ。
ちなみにサッシの数は7つしかありません!
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開口がないのに、その先の「何か」を容易に想像させる光と陰
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この「陰」を出すために枠を幅広に。
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微妙に且つ繊細に織りなす壁が絶妙なコントラストを産み出してくれる。
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でも時には大胆に。
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かわいい鎖樋は「タニタハウジングウェア」の試作品。
商品化を期待します!
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直に建築に触れ、体感し、その想いを直接伺えるのはこの時間を共有した者だけの特権!
写真で建築は語れないのだ。



僕がこの作品で最初に印象を持ったのは「修道院」でした。
どこか修行にも近いほど絞られた開口がそうさせるのでしょうか。
空気感はピリッとしているのに、時間の経過と共に“場”を持てるようになる。
それは決して光と陰だけで構成される単純なものではなくて、素材感やスケール感etc。
それらが絶妙に畳み込まれているのだと思います。
全体の間取りが判るような写真をあえて掲載していないのは、この作品にとってそれほど重要ではないと感じたため。
あくまで個人的な感想であり、間取りによる操作ももちろんあるのですが、僕にとってはあまり重要ではないと感じられたのです。

同じ設計事務所なのに、大先輩ではあるけれど一線上ではやはり「同業者」ですが、あえてこの建築をお伝えしておこうと思います。

まぁでも決してこの作品は一般受けはしませんよ(笑
世の中「大開口信者」と「大空間信者」が大多数ですから...
でも決してそれが悪いと言うことではなくて、あくまで趣味指向の問題ですから、ベクトルなんですよね。
共存共栄が出来れば何よりだとは思っております。
素直に、このような建築もあるのだよ、と思ってもらえれば幸いかと思います。

※栃木で若原アトリエに頼みたい方はご一報ください(笑)





住空間設計LIVES×COMODO建築工房PVあります。


CoMoDo建築工房のHP 
住空間設計LIVESのHP  

住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
                  citta di garage B1
電話-0285-39-6781

お問い合わせ → info@comodo-arc.jp
by lives-web | 2014-06-30 19:16 | 建築談義 | Comments(0)
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