斜に構えたヤツ、出来ました。

新作の登場です。

なぜ太陽と直角がセオリーなのか。
答えは単純に日差しを取り入れるためではありますが、何も直角に入れなくても...?
というところからスタート。

d0122640_1921850.jpg

左斜め上が北です。
d0122640_19202858.jpg

真南からの正面
4間-7,280角の正方形ですが、見え方は7,280×√2ですから、10,295と幅広に見えます。
もちろん、大きく見せるために45°振ったわけではありません。
d0122640_19195175.jpg

配置は土地に対してほぼ真ん中に位置しています。
d0122640_19204532.jpg

方形の屋根。
内部空間はこのカタチを生かし、構造体表しの、比較的ダイナミックに仕上げる予定。



土地探しからのお客様で、なかなか満足のいく土地に巡り会えず、一時は建て売り?なんて候補もあったそう。
しかし、めげずに探していたところで運命の出会い。
即断即決となりました。

問題は、まだ造成中と言うこと。
確実な土地のイメージを出来ないまま設計のスタートとなります。
しかし、幸いなことに?分譲地ですから、周囲の良好な環境は期待薄...
ですから、この土地の中で完結するような方向性が必然的になるのです。
そんな周辺環境との適度な距離感の維持と、横並びの住宅街に抵抗して、45°という結論。
この45°、思わぬ効用が結構あるモノで、駐車場の配置や作庭のゾーンの振り分けなど、変化に富んだ外部空間が広がりそうです。

そして忘れてはならない、設計の目安となったモノ、それは...
d0122640_2005361.jpg

奥様要望の「ハンキングチェア」です。
これがなかったらまだ設計は闇の中だったでしょう。
こちらはお話を進めていく上で、ふと気になったキーワードでした。
いかに気持ちよくブラブラできるか...それだけを考えました(笑)

これら土地の諸条件、住まい手からの要望を加味し、自分なりの回答が、結果的に斜に構えたのでした。
画一的な分譲地に、思いっきり捻くれてやろうと思います!!



本当は、最初の要望で三角屋根の家は好まない...という話でしたが、思いっきり△です(笑)
人(住まい手)を知ることで、何が大切で何が不要か、取捨選択がはっきりしてくるように思います。
要望のすべてを受け入れるのは無理ですし、そんな気もありません。
漠然とした、たったひとつの本当に大切な事項を汲み取ってあげれば、必ず満足してくれるはずだと信じて設計に取り組んでいます。
住まい手の要望は無限大に広がりますが、カタチには必ず理由があるのですから、それを理論付けしてあげれば良いのだと思います。
設計とは、要は互いの気持ちの擦り合わせ作業だと思うのです。
うまく嵌まった時にはとても気持ちが良い。
でも決して、僕が作りたい形に推し進めようとしているわけでは“決して”ございませんのでご了承を。
もちろん今作も、満面の笑みでプランをお持ち帰り頂きましたし。

竣工は10月過ぎの予定。
来年は後2棟程度が限度でしょうか。
お急ぎの方、ご依頼はお早めに(笑)




飯田亮建築設計室のHP
CoMoDo建築工房のHP 

住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
                  citta di garage B1
電話-0285-39-6781

お問い合わせ → info@iida-arc.net
by lives-web | 2015-12-12 20:26 | 斜45°の家 | Comments(0)
<< ウチミセヴィレッジ de 星空... 疑問符だらけの住まい作り >>