2017年 09月 01日 ( 1 )

木に携わる仕事

ようやく夏めいた雰囲気が出てきたなと思ったら9月です。
今年の夏はなんだったのでしょうね。。。
こうなったら秋を楽しむしかありません!!

さて先日、お客様とお客様の畑に木の選定に伺いました。
ちょっとややこしいのですが...元々は現在建築中の「段段段」の住まい手さんが懇意にしている植木屋さんがいた。
その植木屋さんが持っている「マルバの木」を植えたいとの要望があり、そのうちにその植木屋さんの息子さんが家を僕に依頼してきた。
まさかと思って双方に確認したら互いに合致。
しかもうちの作庭家さんとも繋がっていくという・・・世の中は狭いという話。
ん~まとまったようなまとまってないような...

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お施主さんとお施主さんと生産農家さんと作庭家さん
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なんとあっちまでここの畑!!
珍種揃い
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個人的にツボった「レッドフォックス」
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コハウチワカエデの垂れ
いつか植えたいリストの1本
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こちらも名前は忘れたが葉が黒く、花が八重で見事に咲くらしい桜
こちらも1本
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こちらが例の「マルバの木(斑入り)」
植えたいところは決まっている
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マニアックな2人
話の通じる若者が来てお父さんは嬉しげであった(笑)



そんな和気藹々とした日曜日から数日。
生産農家でもあり、造園家でもあり、樹木医でもあるお父様に別件で樹木診断の依頼をさせて頂きました。
樹齢40年のソメイヨシノ。
新興住宅街の造成の際に一斉に植えられたのだそう。
しかし近年では邪魔者扱い...
そんな中生きながらえているソメイヨシノなのだが、ご覧の有様。

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中心は完全に腐り外側だけでもっているような状態。
素人目には診断するにも生かすか殺すか、回復の見込はほぼないものと諦めていた。

しかし診断の結果、不定根と呼ばれる根っこが逞しくもこの自分の腐った部分に根を生やし、幹を育てているのだそう。
しかもこの腐った部分を覆うように成長しているとのこと。
人間の病気であれば薬や手術といった具合で立ち向かうのだろうけれど、木は違う。
もちろん薬や手術(接ぎ木等)の手法はあるのだけれど、なんと痛んだ部分やそれに伴う箇所は一度削ぎ落とす!!
そうすれば木は勝手にその状況を判断してまた違うところから枝葉を伸ばしていくのだ。
なんとも逞しい話ではなかろうか!!
そうして何十年、何百年、何千年と生きながらえてきたのだと思うと、なんとも人間とはちっぽけだなと思わざるを得ない(笑)

結果的には大本の幹は切り落とし、現在の姿ではなくなってしまうものの、これから先を生きていくための判断であるのだから、仕方ないのであろう。
生きていればきっと良いことはある。
木を通して、そんな思いをさせて頂いた日でございました。

「段段段」はいよいよ佳境に入って参りました。
久々の見学会でございます。
10月アタマにはお披露目できると思いますのでお楽しみに。







住所-栃木県宇都宮市上桑島1465-41
電話 028-689-9560
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by lives-web | 2017-09-01 22:35 | 建築談義 | Comments(0)