カテゴリ:建築談義( 91 )

時の経過には適わず...

忙殺・・・今の僕には一番しっくり来る言葉かも知れません。
一つ一つを確実に行えるよう心掛けてはいるのですが、そのおかげであれもこれもと陥っているように思います。
これですもの、棟数など追えるはずございません(笑)

さて、10年もやっておりますとボチボチメンテナンスのお話を頂くようになって参ります。
内装や塗装、外構など。
築5年以上の作品を改めて拝見してますと、やはり経年美化には勝てぬと痛感するのです。
もちろんそれを含ませての設計ですから、そうなっていただかないと困るわけですが。
美しく成長している様を眺めていると嬉しくもあり、自分の無力さも感じます。
時間の経過にはもちろん適うわけもありませんが、どこか悔しい...。
各々の住まいがどのような成長を遂げていくのか、住まい手さんによっても様々。
その経過を拝見できるのも建築の醍醐味なのかも知れません。

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そんな思いを馳せながら、先週は修行のため静岡へ。
「アトリエ樫」の主宰をされております「「坂田卓也さん」の自邸へお邪魔して参りました。
個人邸ですから、プライバシーな部分はご覧に入れられませんが、こちらもやはり時の経過によって美しさや色気が増した建築であると感じました。
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築20年とのことでしたが、いやはやなんとも美しい。

建築はやはり、経年美化を見越した感覚が必要であると痛感した出来事でした。
人間もまた、そのようにあれたらなと思いますが...果たして!!笑







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by lives-web | 2016-10-26 17:29 | 建築談義 | Comments(3)

建築家-伊礼智さんと宮脇檀建築を堪能する。

往年の建築家である宮脇檀(1936-1998)さんの作品である「villa福村」を見学させて頂く機会を頂きました。
諸々の紹介は割愛させて頂きますが、僕の崇拝する建築家のお一人です。
そんな憧れの建築家の作品ですから、行かないはずもなく。
更には、こちらも尊敬する建築家である伊礼智さんと建築知識ビルダーズの編集長と共に同行することに。
そしてまた更に“ついで”として僕の建築をご覧頂けることにもなりました。
伊礼さんとは10年ほどのお付き合いではありますが、作品を写真でしかご覧頂いておらず、空間を体感頂くという、大変貴重なお時間を頂いてしまいました。

そんなこんなで先週はずっとそわそわ...あがいたところで今更どうこうできる物ではありませんが(笑)
せっかく栃木にお越し頂けるのであればと、「旅のしおり」を作成して臨みました。
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掴みはオッケーだったようで安堵(笑)




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時系列毎に4件をご覧頂きました。
どんなに感想が気になろうとも、作品の都度に聞くのも野暮ったいですから、宴まで我慢...結局聞いてませんが。



さて本題。
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宮脇さんの特徴である混構造(RC+木造)を肌に感じました。
RCの無機質感を木造の有機質感で融合し、どこか温かな空間、そんな印象を受けました。
吉村流派らしい、どこのヴォリュームもディテールも心地よい、絶妙な空間構成です。
宮脇建築は初めて経験いたしましたが、改めて勉強をし直す良い機会です。
やはり僕はこの道の建築が好きなのだと。
そこに来て、こうして伊礼さんと一緒の時間を過ごせたと言うことは、タイミングとして何かの思し召しなのかも知れません。



合計5件をご覧頂き、総距離300㎞の旅の締めくくり。
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いつもはみんなで宴ですから、ほぼ独り占めという贅沢(笑)
独立10年目の節目として、大変貴重な一日であり、ご褒美なのかなと。
しかも建築雑誌の編集長という、メディアの目線からもご意見を頂けましたから、“建築家”としての意見交換が出来たように思います。



総括として、授業ではありませんでしたから、個々の作品の感想はあえて頂いておりません。
若輩ながら、“僕は僕”という反発心からかも知れませんね(笑)
それでも、作風の一過性と成長の過程が垣間見えて面白かったと、感想を頂きました(もちろん駄目出しも頂戴)。
そして「今日は作品を見られてとても良かった!!」という、漠然とした表現ではあるものの、僕にとっては最上の褒め言葉を頂きましたから、それだけで満足です。
今までは”先生と教え子”という立場で接しておりましたが、初めて「建築家」として対等の目線で向き合って頂いたように“勝手に”感じております(笑)

そもそも、飯田君は建築家なのか?工務店なのか?という議論にも。
独立当初からの目標として掲げていることですが、設計事務所ではなく、工務店でもなく、アーキテクトビルダーでもない...という新生の立ち位置。
お二人も仰っていたのですが、この企業形態が究極型なのかも知れないと。
規模としては限界がありますから、どこにでも通用することではありませんが、世の中にとっての存在意義みたいなことは確かだと言えると思いますし、僕の理想型でありますから、益々精進していきたいと心に誓います。



伊礼さん、木藤さん、お二人とも大変忙しい立場であるにも関わらず、朝から晩までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
また、快く見学のお時間を割いて頂いた住まい手さんにも感謝申し上げます。
これを機会に、また新たなステップのチャンスも頂きましたから、いつかまたご覧頂く日が来るまで、スタッフ一同、日々修行して参りたいと思います。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします!!





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by lives-web | 2016-06-21 19:35 | 建築談義 | Comments(0)

千代田生命本社ビル(現-目黒区総合庁舎)

村野藤吾の設計による千代田生命本社ビル(現-目黒区総合庁舎)の見学ツアーに参加して参りました。

今までも、建築家の作品を見学しにいっていましたが、それらは住宅のみ。
住宅の道を邁進するという意思もあってか、大規模建築は、正直興味も湧きませんでした。

でもなぜかここに来て...依頼はないでしょうけど(笑)
ツアーのガイドさんが好きな建築家の一人である「若原一貴」さんであったことも大きく起因してるのでしょう。
軽い気持ちで臨んだのですが...度肝抜かれましたね。
大規模建築物という、圧倒的なスケールもさることながら、この規模であのディテールの連続たるや。
僕には到底真似できない、目指せない場所を見せつけられた気がします。


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しかしこのツアー。
プロではなく、一般の方に是非参加して頂きたいと思いました。
もっと建築って複雑で、難解で、愛にあふれる物であり、仕組みなのだと知って頂きたい。
建築が更に身近に感じて頂けるようになるのではないかな、と思います。
個人的な感想としては、建築の奥ゆかしさを、更に開眼させられました。
まさに泥沼です(笑)

打ち上げの席にて、目指していても、決して到達できない“壁”を知らされました。
薄々気付いてはいたものの...釈然とはしないが、それが社会の仕組み、日本の仕組みなのかと。

諦めも肝心。
今の僕に出来ることを精一杯やるしかないのです。
蜘蛛の糸を切られたならば、他を探すまでです。


今年の応募は残念ながら既に定員に達しているようです。
来年に期待しましょう!!
目黒区総合庁舎 建築ガイドツアー



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by lives-web | 2016-04-16 19:05 | 建築談義 | Comments(0)

現場巡礼

たまには「現場巡礼」の記事を。

現在の現場は3件+@(リフォーム等)

machiya
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今回の地盤改良は「ピュアパイル工法」をチョイス。
目に見えないところではありますが、決して妥協できないところですからしっかりと。
だがしかし、住まい手さんの負担を考えるとお気の毒...でも安心感が違います。
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4月の上棟を目指して施工中です。
ちなみに電柱は移設依頼済み。
水平ラインの美しい写真が撮れそうです(笑)



ひとつ屋根の家
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月末のオープンハウスに向け、鋭意作業中。
例外なく、今回もギリギリになりそう。
もちろんきちんと仕上げてのお披露目をいたします!!



JDM House(Lives-00)
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内部造作作業中。
こちらのお宅は、「Lives-00」として期間限定のショーホームとして拝借する予定であります。
決して巷にあるローコスト住宅ではなく、小さいからただコストを抑えられただけ、の住まいを提唱します。
予定は5月から、お楽しみに。

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木製の両引き分け引き込み戸。
全開口になるものの、あえて真ん中に削り丸太を一本。
その柱と枠の取り合いは大工さん渾身。
枠の取り合いは、僕の建築において重要なディテールですから、とても気を使って頂いています。
言わずもがな、ではありますが。



現場後記
プレゼンの追い込みやら出張やらで現場と時間が少々空いてしまいましたが、やはり現場は離れられません。
もちろん“監理業務”という名目はありますが、それよりも?職人さんとの対話が楽しい。
もの作りはホント人いのち。
机上の空論では語れない世界観が、現場には流れているように感じます。
若い衆には現場を中心に業務を行ってもらっていますが、現場の“何か”を感じ取って頂けたら良いなと思うのです。
段取りや発注、掃除は業務ですからやって当然ですが、それ以上の・・・何か。
その答えを見つけられるか否かは彼次第...信じてますよ(笑)


完成見学会のお知らせ

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「屋根と壁に包まれる安心感」
ひとつ大きな屋根に包まれた4人家族の平屋
周辺環境から開口は絞っているものの
天窓から差し込んだ光が柔らかく反射し
独特な空気感を醸し出します。

おおらかな平面によるLDK,一段下がったキッチン、LDKに寄り添う一段上がった畳間。
L字の木製全開口や、連続壁が織りなす凛とした空気感がお勧めポイントです。

お申し込み頂いた際、案内をお知らせいたします。
詳細は随時更新していきます。

お申し込みはこちら


なお、今年の着工はおかげさまでいっぱいとなりました。
今お話を頂いても、来年の着工になりますこと、ご了承くださいませ。
実は来年もボチボチ埋まって...ご検討中の方、まずはご相談を!!
煽っているようかもしれませんが、結構ホントです(笑)

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by lives-web | 2016-03-12 22:01 | 建築談義 | Comments(0)

三人三様の流儀

先日、リビングセンターOZONEにて、「三人三様の流儀」出版記念として講演会が行われたので拝聴してきました。
お三方とは以前から面識がありましたが、著名な建築家のこの三人が同時に揃うとはまたとないチャンス!!
さらにはお呼ばれしてもらい、打ち上げから3次会まで(笑)
大変貴重な講演となりました。

作品を観て、感じて、具現化することはもちろん大切ですが、僕はもっと「人となり」を意識しています。
単純にその作品が好き、真似るのは容易(でもないですが...)、だがしかし、そこに本質は見抜けません。
その人が何を考え、感じ、意識しているのか、その感性を知りたいのです。
とにかく足とコネ(笑)を使ってその人に会いに行く。
こういう”人となり”があのような建築を築くのかと気付く。

「人に寄り添う建築」

建築を設計するのも、されるのも、結局は人なのですから、まずはそこありき。
僕は理屈で物事を考えられない人間ですから、この感覚を大切に住宅建築を推し進めたいと思います。
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お酒も入って笑いすぎてますが(笑)



そろそろ見学会のご案内を。

3/26~27日に開催決定いたしました。
詳細はまた追って。
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by lives-web | 2016-03-07 23:08 | 建築談義 | Comments(2)

椅子の修繕

OB様宅でメンテナンスにおいて。

その際に話に上がった椅子の修繕。
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座面の張り替えはいくらでも当てはあるのですが、家具自体の修理となると...。
接ぎ木と塗装がちょっと厄介。
当時の塗料であったり、北欧の塗料であることから、ただ単に綺麗にしてしまうとオリジナル性が失われます。
ましてや名作家具なのですから、デザイナーを尊重しなくてはなりません。

名作家具の多くがボチボチ版権が切れてきて、“リプロダクト品”が出回ってきました。
模造品は図面で表現できるかも知れませんが、出来上がったその雰囲気はやはり「偽物」でしかありません。
オーラというか、佇まいというか...プロポーションがまるで違います。
オリジナルであるのに、それが修繕によって損なわれることだけは避けたいと思います。



ハンス.J.ウェグナー作
カールハンセン&サン社製
「CH24 Yチェア」
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こちらも名作中の名作!!
もちろん見た目だけでなく、座り心地は抜群。
長時間座っていても、苦痛を感じることはありません。
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こちらは数年前に修繕済み。
長年使い込まれた雰囲気がとても良く、心地よさを感じます。



このように、住まいも長年連れ添うことでしか得られない雰囲気を目指したいものです。
そうあるためには、「本物」であることでしかないのだと思います。



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by lives-web | 2015-08-07 18:57 | 建築談義 | Comments(0)

南沢の小住宅

機会を頂き、若原一貴氏設計の南沢の小住宅を見学して参りました。
光の操作、影の深みを教わった建築家です。
恐ろしく窓が少なく、それでも必要十分に明るい、不思議な空間が彼をファンにさせます。

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白い壁がよく映える。
見てるこっちが不安になるほど窓が少ない(笑)
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モルタル下地にアクリル塗装。
安価である物の、素材感は抜群。
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光の具合がとにかく気持ちがいい。
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トイレですら奥ゆかしい...
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リビングはなんとこの窓のみ。
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吹抜にも窓はあるものの、もちろん直接的ではない。
だがしかし、間接とも言えない。
外が見えるから開口と呼べる物ではないし、光が差し込む“場所”が開口なのだ。
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愛嬌のいい娘さん♪
テレビがメインになくったって、床面積が広くなくったって、空間が豊かであれば十二分に子供は成長する。
それを地でいく住まいに感じられた。
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若原ファンを自称する僕にとっては、是非体感したい住まいであったが、やはり...いい。
ここまで窓を減らす勇気はないけれど(笑)、太陽明るく燦々と・・・は、僕の性に合わないと改めて実感。

開口の必要性はどこにあるのだろうか。
風を通すため、光を取り込むため、外を取り込むため、景色のため、そこに過度なヴォリュームは要らない。
またその開口の仕組みを併せ持たせるのがまた楽しい。



今回の体験もまた、今後の設計の糧になるに違いない。







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by lives-web | 2015-07-24 16:53 | 建築談義 | Comments(0)

木の製材所見学

今回お邪魔したのは、日光市にある「田村材木店」。

特段、木の家に拘っているわけではありませんが、主に使う素材は木。
シックハウスがどうとか、自然素材だからどうとかではなく、あくまで“デザイン”の観点から使用しています。
見た目の柔らかさ、光の吸収具合(反射具合)、精神性云々。
それが結果的に...必然的に、といったところでしょうか。

いずれの観点にせよ、やはり木が好き!!
いままで、製材されたモノしか見てきませんでしたが、今回初めてその製材所へお邪魔してきたのです。
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実に興味深く、益々木が好きになる、そんな感想を抱きます。
また、極力「県産材」を使用したいという気持ちが強くなりました。
地場の活性化はもちろん、産業、技術という観点からも、残すべきモノであり、継承していかなくてはいけません。

さて、写真でその様子を。

材木には天然乾燥と人工乾燥の2点があります。
ちなみに、乾燥をきちんとされていない材木は、狂いが生じてしまい、納まりが悪くなってしまいます。
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木材の乾燥に使用する石油ボイラー。
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こちらも同じくボイラー。

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廃材となった木材を燃やしてお湯を沸かし、その蒸気を利用して乾燥に用います。
大きさがだいぶ違います...石油、恐るべし。
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木の皮を剥く刃。
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木をカットする刃。
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ベルトになっているのです。
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一本の丸太から、様々な種類の建築材へと加工されます。
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材木屋さんらしい、天然乾燥用の大屋根。
架構が何ともダイナミズム!!
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乾燥具合をきちんと管理。



なお、こちらの製材所にて、4月頃を目安に見学ツアーを行うことになりました。
一般の方はもちろん、プロの方でも、無制限に幅広く募集いたします。
ご興味のある方は是非!!

初めての経験でしたが、とても興味深く、楽しい見学となりました♪
もっと多くの方に、「木のお仕事」を知って頂きたく思います。


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by lives-web | 2015-02-20 16:11 | 建築談義 | Comments(0)

日本の美を愛でる

日本語とは本当に美しい。

愛を表現するのに、いくつもの言葉が用意されている。
この「愛でる」が、僕は一番好きな表現だ。
一般的には“物”に対して表現されるのが的確なのだろう。

さて、今日はそんな「日本の美を愛でる」というタイトルの、着物のファッションショーへ招待して頂きました。
とある関係のお嬢様が一般モデルとして合格し、それをきっかけにして。
着物自体に興味があるわけではありませんが、日本の美の象徴ですからね。
ましてこんな機会はそうそういただけませんでしょうし。
そして会場は...
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こちらは一般公開されていない「日光東照宮客殿・新社務所」。
なんとこちら、かの有名な丹下健三氏の設計。
代々木体育館や東京都庁を設計した方です。

天井がなんともダイナミズムで、方形屋根との一体感が圧巻でした。
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非常用照明、空調、照明が目立たぬよう、きちんと設計されていました。
丹下氏の設計はよく存じ上げませんが、繊細さと大胆さを併せ持った方という印象でした。

閑話休題。

残念ながら写真撮影は行えませんでしたが、さすがは「鈴乃屋」プレゼンツ。
絢爛豪華ではなく、日本らしい、おしとやかな美を感じられる着物がメインでした。
ショーの内容ですが、モデルがウォーキングするだけでなく、詩の朗読や音楽、踊りを交えながらの一時間。
それはそれは、しばらく鳥肌が立ちっぱなしで感動的でした。
改めて「着物」に対する美意識を肌で感じられることが出来ました。

子供達の七五三がこれからあるわけですから、是非「袴」に挑戦してみたくなりました。
流行言葉で言えば“コスプレ”に近しい感覚になってしまうのでしょうけれど(笑)、人生の節目には、日本人だったらやはり“着物”で楽しみたいところですね。
ちなみに僕たちの結婚式は神前式で執り行ったのです。
ところで、袴を誂えるのはおいくらかかるのでしょうね...

ということで、建築にも通ずる「日本の美」を堪能させていただいた一日でした。
見た目だけでなく、精神的にも「日本人である」という誇りを持って、何事にも臨みたいもの!
当面の目標になり得るかも知れません。




住空間設計LIVES×COMODO建築工房PVあります。


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by lives-web | 2014-10-10 19:57 | 建築談義 | Comments(0)

鎌倉の分居/若原一貴/若原アトリエ

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先週は鎌倉まで建築家さんの作品を見学へ行ってきました。

若原一貴/若原アトリエ
※ご本人に許可を頂いて撮影し、写真を使用しております。

最初に彼の作品を見学させていただいた時の印象は「陰のための光」でした。
通常ならば「光」で閉じるところを、その先まで計算する凄みを感じました。
それはこの作品でももちろん共通で、若原建築の「閉じ方」を堪能してきました。

それでは見てみましょう。
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数少ない開口の中でこれが一番大きいサイズ。
ちなみにサッシの数は7つしかありません!
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開口がないのに、その先の「何か」を容易に想像させる光と陰
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この「陰」を出すために枠を幅広に。
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微妙に且つ繊細に織りなす壁が絶妙なコントラストを産み出してくれる。
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でも時には大胆に。
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かわいい鎖樋は「タニタハウジングウェア」の試作品。
商品化を期待します!
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直に建築に触れ、体感し、その想いを直接伺えるのはこの時間を共有した者だけの特権!
写真で建築は語れないのだ。



僕がこの作品で最初に印象を持ったのは「修道院」でした。
どこか修行にも近いほど絞られた開口がそうさせるのでしょうか。
空気感はピリッとしているのに、時間の経過と共に“場”を持てるようになる。
それは決して光と陰だけで構成される単純なものではなくて、素材感やスケール感etc。
それらが絶妙に畳み込まれているのだと思います。
全体の間取りが判るような写真をあえて掲載していないのは、この作品にとってそれほど重要ではないと感じたため。
あくまで個人的な感想であり、間取りによる操作ももちろんあるのですが、僕にとってはあまり重要ではないと感じられたのです。

同じ設計事務所なのに、大先輩ではあるけれど一線上ではやはり「同業者」ですが、あえてこの建築をお伝えしておこうと思います。

まぁでも決してこの作品は一般受けはしませんよ(笑
世の中「大開口信者」と「大空間信者」が大多数ですから...
でも決してそれが悪いと言うことではなくて、あくまで趣味指向の問題ですから、ベクトルなんですよね。
共存共栄が出来れば何よりだとは思っております。
素直に、このような建築もあるのだよ、と思ってもらえれば幸いかと思います。

※栃木で若原アトリエに頼みたい方はご一報ください(笑)





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