カテゴリ:建築流儀( 19 )

人の繋がりがデザインを生む

人は会うべきタイミングで会うとは言いますが、まさしく、だと思います。

僕の中のデザインは、ゼロから何かを生み出すことではなく、オマージュして生み出すタイプ。
何かにインスピレーションを受け、自身のフィルターを通して生まれることが多いのです。
建築の指向性から言っても、基本的には温故知新。
旧いものが好きで、先代の建築物や先駆者から影響を受けます。
表面的なカタチを真似るのとは異なり、時代背景であったり、精神論であったり、感性であったりするけれど、それが恥だと思ったことはありません。
そこに感覚としての気付きが必要なわけですから、同じ影響を受けたとしても似て非なるものなのですよね。
最近は悟ったのか、凝り固まったのかは判りませんが(笑)、だいぶ指向性が強まったと思います。
そんな折に会う人たちは皆刺激的で変人ばかり。
そうこうして出会いを重ねるたびに、建築デザインを昇華させていくのでしょうね。

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6th Ave. storehouse
そんなタイミングで会った彼、すっごい仲良し!!笑
とてつもなくたまらないヴォリュームの大谷石造り。
国内外問わず、昭和初期当たりの家具や雑貨を取り扱っております。
今回は美容室のカウンターと照明と雑貨少々をお願い。
「こーんな感じの!!」で通用するから良い。
たわいもない話ばかりが毎回飛び交うのですが、それがまた心地よかったりします。
お時間ございましたら是非お店に足を運んでみてください。



出足からこんなスパンのブログで申し訳ありません。。。
今日からもう少しマメに・・・週2程度で・・・あげたい!







住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
            citta di garage B1
電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
mail info@iida-arc.net/info@comodo-arc.jp






by lives-web | 2017-01-23 15:45 | 建築流儀 | Comments(0)

空間とはとても豊かで面白いはず。

リビングがここだから座るのはここ。
ダイニングは食事をする場所。
キッチンだから立って作業するもの。
和室はお客様に泊まって頂く場所。
廊下は部屋に行くための通路。
窓は開けるもの。
床は歩くため。
壁は視線を遮るため。
天井は雨をしのぐため。
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そんなのもったいない!!



リビングはどこに居たって良い。
ダイニングで勉強したり家計簿付けたり仕事したり。
キッチンで外を眺めながら寛ぐことが出来る。
和室はいつ来るかわからないお客様のためにあらず、家族がゴロゴロするためのスペース。たまに客室。
廊下はホテルであるまいし、そもそも要らない。
窓辺で風を感じ鳥のさえずりを聞いて日向ぼっこしながら本を読む。
床があればどこでも座れる。その日その時間の心地よい場所を探すのが楽しい。
壁に寄り添うことで心が落ち着き、多ければ多いほど安心感を与えてくれる。
天井は包容力。
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居場所などいくらでも見つかる。
住宅は食う寝るところだけにあらず、住む場所なのだから。


住まい手が自身の気持ちいい場所を見つけて頂きたい、まるで猫のように。
そのベースを築くのが設計の仕事だと思うのです。










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by lives-web | 2016-12-09 23:44 | 建築流儀 | Comments(2)

日本エコハウス大賞:意匠部門賞受賞とロッケンロール建築

先日行われた日本エコハウス大賞において、「意匠部門賞」を受賞いたしました。
コンテストに応募された限られる範囲であるとはいえ、これにて、性能面とデザインの両立が計られていると言うことを、多少なりとも証明できたのではないでしょうか。
ちなみに、建築家の堀部安嗣さんが推してくれたのだそう。
今後の課題としては、まだまだ温熱環境には疎い僕ですから、諸々の理解を踏まえた上で判断できるようになりたいと思います。

改めまして関係者の皆様、誠にありがとうございました!!
特に機会をくださった住まい手さんには特段の感謝にございます。
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中村さん、伊礼さん、堀部さんと、お三方の目に作品を触れて頂く事が出来、10年かけてようやくここまで来られました。
まだまだ目標まではほど遠いですから、修行の日々が続きます。



授賞式の総評の際の2人のお言葉を抜粋。

伊礼さん「足るを知る」
過度に張りぼてとすることなく、バランスが大切と言うことと受け止めました。
性能ばかりが良くても、デザインだけが良くてもダメ、バランス大切。

堀部さん「ロックンロールな建築」
時代に流されることなく、自分の信じた建築を推し進めても良いじゃないか。
これがオレの建築だ!!って胸張って行こう。



まさしく腑に落ちる感覚です。
多方面から建築を見直す、良いタイミングなのだと思います。
人間の身体感覚、第6感にまでも響くような、そんな建築をこれからも目指します。
それが僕の「ロッケンロール建築」です。
来年のエコハウス大賞には、満を持した、胸を張れる作品で臨みたいと思います。




お知らせ
今年も「Bonmarche100人展」に出展いたします。
今年は11月竣工予定のこちらを1/10でモックアップしてみました。

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そう、「斜45°の家」です。
中もご覧の通り。
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益々竣工が待ち遠しくなりました。

お時間ございましたら、是非会場へ足をお運びくださいませ。





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by lives-web | 2016-10-28 21:55 | 建築流儀 | Comments(0)

性能は数値化できる心地よさの理屈

そもそも住宅の“性能”とはなんなのか。

世間で言う住宅性能とは「構造耐力・省エネルギー性・遮音性等」を指すと認識しています。
要するに数値化等をして目に見えるものを性能として指しています。
当然かと思いますが、デザインや住み心地を指標しようとしても、個人の主観が入るわけですから、定義はないのですよね。
では目に見えるものがすべてか、感覚的なもので計るべきか、いずれも違う(と判断するのも違うかも)
結局は求める側(住まい手)の要求次第であって、それに合った建築屋さんを指名すればよろしい。
いずれにせよ正解はないのだけれど、僕も初めてひとつの「指標」として性能に注目してみました。

ひとつ屋根の家
UA値-0.56
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machiya
UA値-0.55
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※UA値(住宅の断熱性能)
外皮平均熱貫流率は、従来の熱損失係数(Q値)に変わる指標です。
住宅の断熱性能を表し、数値が小さいほど性能が高いことを表しています。
各部位から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。
2020年には「次世代省エネルギー基準」が施行されます。
なお、数値の目安として宇都宮の基準が「0.87」とされています。
一番厳しい条件である北海道では0.46です。


弊社の仕様は特段、高断熱に拘っていません。
それは今まで性能に頼るのではなく、設計・デザインにおいて「住み心地」を追求している表れです。
ではなぜこの数値が実現しているのか。
それは...「単純に窓が少ないから」である!!笑
開口部が熱損失において一番影響される部位。
壁や屋根などの外皮は0.3(弊社値)という数字ではあるものの、開口部においては3.5(弊社値)ともっとも高い。
圧倒的に窓の少ない僕の設計は、それだけで有利に働いているのです。
「見た目は良いけど、どうせ・・・」と言われたくない。
事実、住まい手さんから暑い寒いの声を聞いた事がないのです。
一番の理解者は住まい手さんだと思いますが、「気持ちが良い」の感想、それがすべてです。
当然その指向性はこれからも変えられません。
だがしかし、性能を数値として目に見える形で表す事は、これから住まい作りを検討して頂く方の為にも、現状安心して住まい続けて頂くためにも、ひとつの“指標としての性能”は明確にすべきかなと判断した結果です。
恐らく今後、性能を表立って振りかざす事はないでしょう。
僕にとってそれは最重要事項でないから。
あくまで”デザインありきだけではない”ことを知って欲しいかなと思います。

こういうことを公共の場で表現すると対立...俗に言う「炎上」ですか、それは避けたいので言い訳を...苦笑
巷での建築屋さんはご存じの通り多極化しております。
設計事務所系・アーキテクトビルダー系・性能系・ローコスト系・フランチャイズ系・ハウスメーカー・・・挙げ出せばキリがない程に。
各々建築に対する向き合い方もそれぞれであって、それが建築の指向性に表れてくるのだと思います。
建築屋が自己顕示欲のために建築をするのではなく、住まい手のためにあること。
様々な価値観の中から、それを選ぶのが住まい手さん。
どのような建築屋さんであれ、僕にとって比較の対象ではない。
僕は僕(僕の方が優れているという意ではなく)。
そのような判断基準で良いのではないかなと思います。
単純に押しつけがましいのが嫌いなのでしょうね。
だから僕は基本的に営業行為は好みません。

総評として「性能は数値化できる心地よさの理屈」と捉えます。
まずは設計ありき。
大開口によって太陽明るく燦々と...ではなく、きちんと日射量をコントロールした窓のヴォリュームや風の通り道を加味した配置。
熱橋の生じないディテール。
自然の感覚に近い手触り・足触り、木や素材の温もり、デザインによる精神的な心地よさ。
住まい手の一手間を借りて、障子や雨戸による断熱、葦簀戸や軒による日射調整。
断熱性能を感じながら過ごす人などおらず、自然の風や鳥の声、木々による四季の移ろいで初めて気持ちよさを知るのです。
設計によってきちんと、精神的に気持ち穏やかで、体感的に暑さ寒さの不快感を与えない事が大前提にあって、そこへ付加価値として設備や性能を付与する。
精神的な物は計れないけれども、性能を目に見える形で数値化し、心地よさの理屈として裏付ける。
私にとって住まいの設計とは、エネルギーを作るためでも収納のためでもあらず、心休まる場を目指します。
デザインと性能のどちらかが威張っては行けない、バランスによる両立こそが、今求められる「住宅」なのではないでしょうか。

※これらはあくまで、僕個人の主観における建築流儀です。
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by lives-web | 2016-09-26 17:39 | 建築流儀 | Comments(0)

設計とは、気付きの連続である。

現在実施設計中の「machiya」ですが、現場は地盤改良の準備中。
3月末の上棟に向け、鋭意図面描きの日々。
自身でストイックな性格とは思いませんが、この期間ばかりはディテールの追い込みによって、相当な精神疲労が重なります。



僕の設計手法としては、プレゼンの段階でアウトラインを提示し、あまり細部は攻めません。
住まい手さんには、住まいのアプローチとして“ある程度”の方向性を示し、詰め作業であるディテールは任せて頂いています。
それによって変更点は多々あるものの、アウトラインはほぼ崩れません。
しかもその変更点、基本的に住まい手さんの了承を得ていません。
と言うよりかは、プレゼンの段階でお伝えしていない部分がほとんど。
だから気付かない(笑)

それは住まい手さんにとって、さほど重要でないからであって、自分本位の設計を行っているのではなく、我を通しているのとは意味合いが違います。
※限度はありますが...
そのディテールの仕事こそが僕らの役目なのですから、逐一確認していたらキリがありません。
この詰めの作業こそが、後からジワジワと空間からにじみ出す色気になるのだと思います。
詰めた打合せをしてしまうと、僕に設計を依頼してきた意味もなさなくなってきてしまいますから、ここは僕の範ちゅう(責任)です。

例えばこの図面
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何の変哲もない線がいくつか引かれていますが、この線一本を引くのには、知識と経験と勘(センス)の連続。
ましてや、そこに至るまでの経緯たるや相当な労力なのです、実は。

巷で言う設計とは、何となく間取りや見た目・素材などで収まりがちですが、そこはほんの入り口に過ぎません。
周辺環境から始まり、法規の確認、敷地の活用、駐車場の確保、要望による間取り、高さ関係、窓から見える風景の切り取りもしくは作庭、構造体の納まり、恒久的なディテール、もちろんかっこつけ、そして実用性、電気配線、設備配管、素材選び、家具の選定うんちゃら...あっちが立てばこっちが立たず...
ざっと羅列しただけでもこれだけありますし、順番なんてものはなく、図面描きは行って帰っての連続。

先程の図面は、リビングの北→東→南をつないだ「展開図」となるのですが、外郭線を除く、開口と家具を描くのに一日以上を要します。
単に窓と行っても、開けられるから開けるのでは決してなく、すべてにおいて意味をなさなくてはなりません。
そこには各部とのとの納まりがあり、ヴォリュームや高さなどのバランスが存在します。
窓と窓の関係性も存在します。
風景しかり、温熱環境しかり、様々な高さ関係しかりと、安易に線を引けるものではないのです。
立った時はどう見えるか、こっちやあっちに座った時にどう見えるかとか、たくさんのシミュレーションを脳内で繰り広げ、その度に“気付き”を得るのです。
その気付きはセンスが必要かも知れませんが、やはり経験から来るものが多いように思います。



ちなみに描く図面は...

・工事概要書
・仕上げ表
・配置図
・平面詳細図
・立面図
・矩計図
・基礎伏図
・構造図
・展開図
・建具表
・建具詳細図
・電気配線図
・設備配管図
・階段詳細図
・キッチン詳細図(既製品は使わない)
・浴室詳細図
・家具詳細図
・開口詳細図
・外構図
・その他ディテール

これらの図面すべてにおいて、点と線がリンクしているのですから、3歩進んで2歩下がる日々(笑)
枚数にしておおよそ100枚はゆうに超えます。

だからといって、その苦労を微塵も感じさせてはいけないのがこの仕事!!笑
目に見えるディテールを盛り込ませた住まいは疲れます。
住まいは本来“休める場所”なのですから、これ見よがしに苦労を醸し出す建築は...個人的に。

やればやるほど、繊細かつ地味に。
極限までそぎ落とす引算の建築。
あっさり、しれっと、上質に。

評価は他人様が下すことですから、さほど気にしていませんが、まずは自身がファンになってあげないとやりきれない世界かと(笑)

まだまだ作業は続きますが、今日はこの辺で...

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建築家という職業をひけらかす意味の記事では決してありません。
苦労をさらけ出しても、かっこいいものではありませんから(笑)
ただほんの少し、この仕事の“意味”と“実益”を理解してもらえたらなと思います。
苦しいことが多いですが、なにより楽しい仕事と自覚しています。




飯田亮建築設計室のHP
CoMoDo建築工房のHP 
※WORKS更新しました!!

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by lives-web | 2016-02-23 22:49 | 建築流儀 | Comments(0)

「飯田 亮」としての一区切り

タイトルからして既に重いですが...笑

土日の見学会を無事盛況の内に終えることが出来ました。
本当にたくさんの方にお越しくださり、誠にありがとうございました♪

そうして終え、なんだか自分の中で区切りが付いたように感じたのです、なぜだか。
あらかじめ言っておきますが、別に事業を辞めることは決してございませんのでご安心を!笑

今作が特別...ということもないのでしょうけれど、“現段階”での実力を出し切ったというか。
いままでの蓄積においてジワジワと実感はあったのです。
それは作品でもそうですし、住まい手さんとの向き合い方、職人さんとの付き合い方。
互いに認め合う関係性を築けるようになった様に思うのです。
完全に自画自賛ですけどねw

それでも己を見つめ返した時、それを感じたのです。
だからといってこれから何か方向性を変え、新しいことにチャレンジするということではない。
もちろんふんぞり返ることもない。
作風は今まで通りだし、もちろん鍛錬することはまだまだ必要だと自覚はある。
言うなれば、これからはもっと「自信を持って臨める」と言うことかもしれません。
一皮むけた、とも言う?
とはいえ建築は一生修行ですから、その辺を勘違いしないように意識せねばですね。

というわけで、今後とも弊社をよろしくお願いいたします!


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後ほどHPにてUPしていきましょう♪




住空間設計LIVES×COMODO建築工房PVあります。


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by lives-web | 2014-09-22 13:45 | 建築流儀 | Comments(0)

枠の見付け

今日は枠の見付けのお話し。
以前にも書いたかも?


さてまず「見付け」とは、見え掛かりとも言い、要するには枠の厚み。
目に見える寸法のことを指します。
それは枠だけでなく、見切り等でも用いる専門用語。
僕ら建築家にとってはこの「見付け」がとても大切で、その建築の様相を決めると言っても過言ではない。
枠の見付が27mmなのか、30mmなのか、たったの3mmだけれど、まるで印象が変わる。

繊細に見せる際には薄く、野暮ったくするには厚く。
ただし空間のヴォリュームにもよりますし、単純な数字選びではありません。
経験則と勘と感性が胆と言ったところでしょうか。


さて実例。
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こちらは外部玄関。
内部は標準27mmとしていますが、外部の場合この数字では不安視。
風雨にさらされますし、寸法は見た目の安定感も演出するのです。
また、今回は両サイドにガラスが嵌め込まれますから、“バタン”と扉が閉まった時の安定感を確保します。
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内部から外部までベンチを延長。
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枠材自体の厚みは45mm。
戸当たりも兼用して、残りの厚みはテーパーをつけて、見付処理を行います。
図面で書くとこんな感じ。
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上から見た画。

こうした作業の連続が空間を構成していくのです。
単純に寸法を決めてしまうのではなく、“数字で遊ぶ”くらいの感覚で望んでも良いのかも知れません。


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さて、まだ梅雨は明けていませんが、台風が近づいているということでまもなく夏本番!
元気に張り切って参りましょう♪








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by lives-web | 2014-07-08 17:37 | 建築流儀 | Comments(0)

食と建築

似て非なるこの「食と建築」。
素材は一緒。
調理方法でいかようにも表現方法は変わる。

例えば...

シソをたらこスパゲティーの香り付けにするか、天ぷらにしておかずの一種にするか。
ご飯を白飯で食すか、炒めて炒飯、煮込んで雑炊、焼いてドリア。

木を構造材にするか、床・壁・天井に配すか。
窓の使い方も漆喰の使い方も石の使い方も。

...考え出したらキリがなくなったので割愛(笑)

アレンジ次第でいかようにもなるこの「食と建築」は表裏一体だと思うのです。
質素に素材そのもので十分なモノもあれば、あえてアレンジを加えて創作系にもっていく手もある。

料理は無限大
建築も無限大

そんなことを思いながらのちょっとおしゃれな男飯!
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ボロネーゼとライスコロッケ。

キッチンドランカー(それはどこでも一緒か?w)により少々味が濃いめになってしまったが、お気に召していただけたようです。

建築家は食(調理含む)を愛す方が多いように思います。
もちろんお酒もですが(笑
そうして技術を磨いている...かどうかは判らないけれど、何かしらの共通項を持っているのは間違いない。
調味料を加えるとき、わざわざ計っている料理人が居ないように、僕らもその「感覚」であったり「勘」であったりの経験則において“さじ加減”を知っている。
その「経験則」は机上ではなく体感でしか得られない感覚であるし、センスでもあるのだろう。
しかしこれらは決して生まれ持ったモノではなく、鍛錬の賜!

日々是勉強

これでよしと思う瞬間はないのだろうけれど、ここまで出来るようになった!と豪語出来るよう日々精進ですね♪
休日は極力料理をしたいと思います...が、その前に「休暇」を確保することが先決だ(笑






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by lives-web | 2014-03-17 11:48 | 建築流儀 | Comments(0)

開口の線について

まずは下記の写真をご覧ください。
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いかがでしょう、おわかりいただけましたか?

左は開口の真ん中に柱を模し、右はオリジナルで柱無し。
たった一本の柱が、ことコーナーの開口においては絶大な影響を与えてくるのです。
これを良しとする場合もありますが、今回はこの先に山並みが美しく見えます。

部屋は一段下がった、三畳ほどのちいさい畳間。
書斎でもあり、昼寝床でもあり、読書したり、お仕置き部屋であったり(笑)
ヴォリュームの少ない部屋で、程よい広がりを創出するためにはこういった配慮が効いてきます。


それではコーナーの柱の抜き方を公表しましょう。
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まずは①と奥にある②の柱に③の梁(梁せいはスパンによる)を架ける。
それに対して④の梁を架ける。
これだけ!
要はベランダの要領とも似ているのですが、キャンティと呼ばれる「片持ち梁」を応用したような?ベイバルコニーの要領のような?後者が正解だな...汗
今回はガレージの箇所で抜いているので②の柱が生まれていますが、隅柱の場合はまさしくベランダの要領。
互いのキャンティ(ベイバルコニー化)を組み合わせればいい。
二階建ての一階でやる場合はリスクを生じるのであまりお勧め出来ませんが、二階であれば問題ないでしょう。(梁せいの確保必須)
もちろんサッシは木製の造り付け。
アルミサッシで特注も可能でしょう。
窓の荷重は下ですし、梁せいは十二分に確保すれば垂れる心配は無い。
ただし、※の柱は自重があるので金物等での補強は必須です。




開口においていかに無駄な線を省くか、それにおいて望める景色の“質”がグッと良くなる。
窓が「切り抜いた画の如く」とはこのことだ。
もちろんそれに合わせて造園も施します。
仕上がりでどのような表情が生まれるのか、非常に楽しみです♪








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by lives-web | 2014-03-12 18:22 | 建築流儀 | Comments(0)

目を養い、手を練れ

今は亡き宮脇檀さんのお言葉。
芸大系の方はご存じかと思います。



僕は一心にこの言葉を重んじて設計に挑んでいますが、最近感じることがあります。

「手を練れ」

真意の程はまだ理解出来ないけれど、ひとつには消去法なのかもしれない。
とにかく描いて描いて悩んで悩んで、「もうこれしかないじゃん!」の領域に達するまで練れということもひとつではなかろうか。

一件に対しておおよそ100通り以上は描いているでしょう。
まずは駐車場の位置であったり、LDKの配置であったりと、様々なケーススタディを繰り返す。
モジュールをちょっとでもいじるとガラッと表情を変えてくるから建築は面白い。

そうして繰り返しペン(マウスも)を走らせることで、「このパターンは今回使えない」など、段々と具現化していきます。
逆に「コレはこの土地には最適だ!」と発見もする。
だがしかし、その“最適”を他のゾーンと融合すると「やはり駄目だ...」と振り出しにすぐ戻るのだけれど(笑
設計とは、そうしてそのクライアントおよび土地の“最適解”を模索する作業なのだと思います。

基本的には最初にその土地を調査しに行った際の「ファーストインプレッション」は正確。
そこを基調に進めるわけだけれども、「本当にそれが正解?」と自問自答する作業でもある。
だいたいはファーストインプレッションでほぼ行くのだけれど、そこからの組立も消去法の連続。



設計とは、一般的には「間取り」の作成と思われることが多いように感じますが、実際間取りだけなら誰でも出来るw
単調な、三歳児レベルのパズルに過ぎないのだ。
外観であったり、様々なヴォリュームとのバランスであったり、高さ、コスト、視線、光、風、周辺環境、納まり...
数え上げたらキリがない。
アチラを立てればコチラが立たず・・・。
でもどこかに必ず最適解があると信じて僕らは筆を走らす。
そうした“結果”によって初めて間取りとして表れてくる。
そう、すべてにおいて意味があるのだ!

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まだまだ消去するための“素材”を生み出す必要があるようだ。。。
最適解を生み出すために、でも消すためにも生み出す...なんじゃそりゃw笑
でもあと少しで行けそうな気もしてきた???





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