カテゴリ:くの字の平屋( 30 )

5年の歳月、経年美化は成長中。

2011年の2月に竣工した「くの字の平屋」。
奇しくも、引渡から1ヶ月後にあの未曾有の大震災。
幸いにして大きな被害はなく、難を逃れました。
あれから5年...
経年美化によって「寂びる」という言葉がよく似合う建築へと成長しております。

この度ご縁があり、来春に出版される書籍に掲載して頂けることになりました。
これまでも“工務店”としては多く取材を承って参りましたが、今回は初めて「飯田亮建築設計室」として、設計事務所としての依頼。
10年目のご褒美として、建築家へと成長するための大きな一歩となることでしょう。
これを機会に、自身で改めて撮影に挑んで参りました。
その成果をご覧頂ければなと思います。



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写真はあえてアンダー目に。
写真の腕も上がりましたでしょうか...

以前にも記事に致しましたが、時の経過にデザインは無力であると、やはり痛感するのです。
角が取れ、土着的に馴染み、無垢は深みを増す。
すべては時の力なのですね。

ちなみに竣工時のお写真はこちら...
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時の経過は残酷です...多域で(笑)



5年という歳月を経て、本当に素敵な、当時の想定以上に成長しております。
そこにはもちろん、住まい手さんの「愛」が注ぎ込まれていることも大きく起因していることは言うまでもありません。
丁寧な暮らしぶりに、大きく感謝です。

取材は楽しい雰囲気で進められ、きっと素敵な誌面にしてくれるでしょう...編集者さんが!!笑
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当日は住まい手さん自ら、ご趣味である蕎麦打ちを披露。
終始笑顔で、和やかにしてくれる空間、丁寧な暮らしぶりをお伝えできる本に仕上がることを期待しております。



新作の5年後、そして僕の5年後やいかに!!

暮らしの見学会のお知らせ

「斜45°の家」
日時 11/26(土)・27(日)・30(水)
   10:00~17:00
場所 栃木県宇都宮市
※special thanks
 荒川家具(展示家具提供)

「がむ斜ら扇垂木」
整然とした分譲地に逆らうように、建物の配置を敷地に対し45°振った「斜45°の家」。
その事で四角の土地には4箇所のスペースが生まれ、それぞれに趣の違う作庭を誂えました。
正面の揃った住宅街には大きな変化が表れ、足並みを揃える無意味さを知ります。
アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながらも内包される2Fリビング。
その天井は住宅にはほとんど用いられることのない技法である「扇垂木」を採用。
木組みのダイナミズムが圧巻となりますが、決して空間性を犠牲にすることなく、必然的な存在として空間を嫌味なく構成してくれています。
COMODOデザインと、確かな大工技術をご堪能くださいませ。


【今回のイベントのポイント】
 - 整列されすぎた住宅街に逆らうかのように、斜に構える配置
 - 扇垂木という社寺建築で用いられる技法を住宅に導入
 - アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながら内包的な2Fリビング



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お時間ございましたら。




住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
            citta di garage B1
お問い合わせ
電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
mail info@iida-arc.net




by lives-web | 2016-11-18 18:53 | くの字の平屋 | Comments(2)

紅葉の紅葉

紅葉=もみじ
紅葉=こうよう

モミジのコウヨウ?
コウヨウのモミジ?
モミジのモミジ・・・はないかw

コピーライターなら迷いどころだ(笑)

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E家の紅葉(もはやどちらでもよいw)、1年目にしては上出来♪
来年以降はもっと派手になってくれるでしょう。
by lives-web | 2011-12-03 17:55 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(0)

“町”との間合い

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とあるメーカーのとある記事のため(なんじゃそりゃ!?)現在の外観を撮影してきました。
なんでセルフ撮影なんだっていう...(笑)

だいぶ生い茂ってきましたね!
植物の成長力はすさまじいと実感。
まだまだ視線を和らげる役割は担っていないものの、町との距離感を保つ役目は果たしているのかなと。

内部もだいぶ生活感を装い、美しく住まわれているご様子で満足♪
こちらも撮影し直したいかも。


E家の住み処
オープンハウスのお知らせ
by lives-web | 2011-07-12 22:32 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(2)

葦簀戸で生まれる景色

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先日取り付けた葦簀戸で生まれた景色があります。
外から見た眺めもまた格別♪
当然コレで全開口していても虫は入らないし、陽射しもきっちり抑える事が出来る。
また、視線も気にせずゴロゴロゴロゴロ...出来る(笑)

夏場のインプレを楽しみにしたい。

M家の住み処Ⅱも順次取付・・・しばしお待ちを。




※オマケ
建て付け調整時のヒトコマ。
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30㎝弱しかない戸袋のなかでの調整・・・いっぱいいっぱい・・・。
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ってか“お腹”のっかてるけどね(爆笑)
戸袋がはらんでましたもん・・・。
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単品ではめちゃくちゃ重たい(納めてしまえば戸車により問題はないです)木製建具。
まぁこの大きさであればアルミサッシでも相当ですけどね。。。
外すのも一苦労でした・・・。
鴨居側(建具上部)を特殊な鉋で当てる。

躯体側(鴨居)を削るか建具側を削るか。
どちらが狂っているのかを見極め、判断を下すのも技術なのだ。
無闇に削ってしまっては機密性が損なわれる恐れがあり、木が痩せた時には外れてしまう恐れもあるのだ。
いい塩梅で抑える必要があるので、一概に調整と言っても難しいのだ。






□新作公開
・E家の住み処
・M家の住み処Ⅱ
by lives-web | 2011-06-04 15:13 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(0)

E家にある景色

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今日は木製建具の定期調整とようやく入手できた簾で作った葦簀戸を納めに行った。
本当にキレイにと言うか、美しく住まわれているE家。
描き手としてはとても嬉しい限り♪
まぁお子様が居てはここまで余裕のある住まい方は出来ないでしょうね、僕自身でもきっと無理(笑)



葦簀が入った風景がまたたまらなく美しい!
なんというか、「日本の美」を痛烈に浴びる感じ(笑)
見ているだけでも“涼”を感じられる...今日に限っては“寒”ですがね。。。

生活感が漂ってきたので、再度写真撮影を行う価値が生まれてきたし、また撮影に臨ませていただこう。


□新作公開
・E家の住み処
・M家の住み処Ⅱ
by lives-web | 2011-06-02 08:45 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(0)

職人さん達への慰労会

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先日、「E家の住み処」で慰労会を開いていただきました。

参加者はこの建築にメインで携わった方々で総勢10名。
まだまだ呼びたかったけれど、スペース的に・・・ごめんよ。。。

こういった機会でもない限り、住まい手さんと職人さんの交流はそうそうない。
毎年開催している?BBQがあるとはいえ、顔を合わせる程度になってしまう。
出来れば着工前にこういう機会があっても良いかもしれないが、竣工後だからこその雰囲気もある。
竣工後だからこそ、住まい手さんの「おもてなし」に気持ちがより一層こもるのかも知れない!



施工中の思い出話に花咲かせたり、建築の想いを語り合ったり、僕へのだめ出しだったり(メイン)と大いに盛り上がったこの慰労会。
本当に楽しかった♪

作り手は竣工後の建築をみて満足げ、住まい手さんももちろん住み心地に満足していただけている。
そんな姿を客観的に眺めていたら本当に嬉しくて・・・熱い物がこみ上げてきそうになってしまった(笑)
気分良く飲んでいたらいつの間にか飲み過ぎていて・・・後半の記憶がない。。。


こんな機会をくださった「E様夫妻」には本当に感謝です!
これからもよろしくお願いいたします♪
また竣工後一年記念パーティーしましょう(笑)
by lives-web | 2011-05-16 09:49 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(2)

sakuratとE家

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E家の桜が咲いたとの報告を受け、早速試写へ(笑)

今年は植えたばかりですのであまり期待をしていなかったのですが、そこそこつぼみを持っているようです。
まだ三部咲きと言ったところですが、見事にE家に彩りを与えてくれていた。

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他の木々達も花芽を持ち、葉っぱもチラホラと見受けられるほどに。
あと一ヶ月もすると見違えるほどになるでしょうね♪

なんぼ情勢が悪化しまくっている状況とはいえ、植物たちにはまったくもって無関係なのだ。
僕らの心境をよそに、サクラは勝手に咲き誇り、また見事に僕らの心を桜色へと高揚させてくれる。

どんな状況下でも、サクラのような強い“心持ち"が欲しい・・・と思う小春日和...(笑)
by lives-web | 2011-04-11 17:41 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(0)

まとめ(仮)!

写真は竣工直後ですので「仮」としての処置。
まとめなのに「仮」って(笑)
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外観はいつものそとん壁と瓦(一文字葺き)で昔からそこにあったような佇まいを演出。
純和風にならないような配慮も・・・手法は秘密ですけど(笑)
外構は傾斜地を利用し、「鳥海石」を崩れ石積みし、その隙間にはお得意の植栽を仕込んでいるので、春が大変待ち遠しい。
植栽ももちろん四季折々の風景が楽しめるように配慮。
自身初の「しだれ桜」がどのような恩恵を与えてくれるのか....。

それにしても「住宅」にはとても見えないですね...(爆笑)

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この作品最大の特徴である「くの字」と6mにも及ぶ「全開口木製サッシ」。
全開口時には外とも内とも区別の付かない空間がそこには現れる。

ラワンの羽目板を張った勾配天井。
それでも最高天井高さは2400mm・・・低い。

床暖房が仕込んであれど、燦々と降り注ぐ光で冬の日中でも本当にポカポカ♪

手前は造り付けのテレビ台。

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障子も仕込んである。
内側から順に「障子→ガラス戸→経木簾戸→雨戸」の計8本(片側)

大変シンメトリー(左右均等)な写真が自慢(笑)

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茶の間との一体感を狙った台所とするため、キッチンは完全に家具化へ。

手前のシンク台は「1,800×1,800」ととても広い。
多人数の調理や食事はもちろんのこと、書斎代わりにもなる。

台所を可愛らしく表現したかったのだがいかがでしょうか???

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調理台の下は“魅せる”食器棚とのためガラス戸とした。
これは今後定番にしたいデザインとなった。

床は床暖房+コルクタイル。
掃除のための配慮である。
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台所からの眺めを意識した外構であるが、まったくもって現在殺風景(笑)
春が待ち遠しくてしょうがない♪

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天井の白く抜けて見えるのは「天窓」。
鏡の上部に位置するため、顔色が自然に映し出される...良くも悪くも(笑)

浴室との壁にはガラスブロックを設置。

床はいつもの「麻カーペット」。

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もう一つの大きな特長とも言える在来工法の浴室。
床がコルクタイルとなっているのだが、まったくもって足裏が冷たくないのだ。
高齢者にはとてもやさしい設計となっている(失礼!)
そのため全体的にも何となく温かく感じる。

壁はサワラの羽目板。

まるで温泉宿のような浴室・・・コレが毎日入れるとはまったくもって贅沢である。
いままで長年頑張ってきたご褒美ともいえるのでしょうね♪

ちなみに僕も早速入浴体感済(笑)
この浴室は本当にもう・・・「たまらん!」の一言に尽きる。
入浴した人にしか判らないこの感動。。。
入浴をご希望の方は...(爆笑)




さてさて、いかがだったでしょうか?
ご感想をコメントで頂けると幸いです♪
写真の評価も合わせてお願いできればと・・・



この作品はいままでのLIVES建築とはある意味一線を画すような存在となったような気がします。
集大成という位置づけとまでは行きませんが(どの作品も全開ですから!)、様々な無謀?とも言えるような(笑)チャレンジをさせていただいたとても有意義な建築になりました。
もちろん万が一の不具合には責任を取りますけどね。。。
今後の僕の建築人生に多大な影響を与えうるでしょうな。



さてさて、先程もUPいたしましたが、オープンハウスを開催させていただける事になっております。
詳細は → オープンハウスのお知らせ
ぜひ、この建築を体感してください!
栃木の住宅建築に一石を投じたい...本気で。

ちなみに・・・見た目ほど建築費用は掛かっていません。
見学しても参考にならないのでは?・・・という誤解を招きかねないので注記を加えます。
※高そうに見える・・・ご近所さんからの評判を参考に致しました。
by lives-web | 2011-03-04 21:38 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(0)

今後の展開

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「E家の住み処」のお引き渡しも無事終了。
大変喜んでいただけ、こちら側も大変嬉しく思います。
これから引っ越しの片付けがあるでしょうけれど、それも苦にならない事でしょうね♪

この「お引き渡し」は毎回感慨深いモノがあります。
長い間通ったあの道のりが、いきなり懐かしく感じてしまう(笑)

さて、E家の詳細なご説明は後ほどじっくりと・・・



今後の展開に関して、オープンハウスにセミナー、複数の設計事務所による展示会に協賛。
3月4月5月はイベント目白押し。
一気に露出度を上げる予定です。
以前ちょっろっと小出しにした「プロジェクト」もいよいよ公開の時期がやって参りました。
まずは3月発行の「クルール」にて公表し、それに合わせたセミナーを開催させていただきます。

E家のオープンハウスの予定は3/26~27日を予定しております。
出来るだけ多くの方にこの建築に触れていただき、ご意見を頂きたく思いますので、ふるってご応募くださいませ♪

お問い合わせ先
master@lives-web.com



今後の展開は上記の通り・・・もちろん引き続き「M家の住み処Ⅱ」は工事中。
小さくて大きな作品を完成させ、一息つく間もなく・・・現場を監理しつつ、プロモーション活動に精を出す日々が始まります!

常に何かに夢中になって、未来の事は決して見えないかも知れないけれど、その先の「何か」に出会うために今を頑張る。
それは人生の原動力へと押し上げるのだ。

ってことで...ファイトォ~いっぱ~つっ!!!何じゃそりゃ(笑)
by lives-web | 2011-02-21 21:29 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(6)

出来たのだよ・・・ホントに。。。

もう~感無量です。

普段の「作品」よりもチャレンジした事が本当に多く、その分苦労が絶えず、職人さんと試行錯誤の連続でした。
改めて思う事は、「設計は現場の意見なくして成り立たない」ということ。
本当に感謝。

この作品がこれからのLIVESにどれほどの影響を与えるのか、世間様はどのように捉えるのかは全くの未知数ですが、僕は満足です(笑)
住まい手にとっての住まいである事は大前提として忘れてはいけませんが、このような建築の場合は「自己満足」を惜しみなく吐き出しても良いのかなと。

まずは第一のハードルである「お引き渡し」での評価が気になるところ。
今日も夕方お会いしましたが、まだ中は内緒(笑)
住まい手さん曰く「今夜は眠れない!」・・・それだけ楽しみにしていただいているのですね♪

昨夜が非常に遅かったため、非常に眠いzzz
明日は引っ越しのお手伝いがあるので早めに寝たいけれど...もうひと頑張りだ!
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公開は後日・・・お楽しみに♪
by lives-web | 2011-02-18 19:37 | 真岡市 E家の住み処 | Comments(2)