カテゴリ:ひとつ屋根の家( 11 )

お引き渡しからの総括

本日無事、「ひとつ屋根の家」がお引き渡しとなりました。
住まい手さんには長らくお待たせをいたしましたが、その時間の経過を無駄にすることなく、ご満足頂けたようで安堵です。
「これからもよろしくお願いいたします!!」という住まい手からのお言葉を頂き、各々の建築に対する価値観が“共通認識”としてきちんと存在しているのだと、確認できた瞬間でもありました。

基本的にはお任せであったものの、内に秘めた確固たる“住まい像”みたいなものが滲み出ている住まい手さんでありましたから、まずはその汲み取り作業から。
これから作り上げる住まいへの想いから始まり、夫婦の距離感と優位性(笑)、子供との接し方、地域との接し方、土地に対する愛情、趣味指向などなど、おおよそ建築とは離れた箇所からのアプローチが実はとても重要なのです。
うちがテーマとして掲げている「人を知ることから始まる住宅建築」がまさにそれ。
不特定多数が利用する公共建築物ではなく、特定の人が住まう建築なのですから、正直、デザインは二の次。
と言い切れるのも、そもそもが弊社に依頼してくる時点で、その指向性は確定しているも同然なわけで、そもそもそこに関しての意見に対して僕は耳を貸さないであろう(笑)
まずは人を知り、どこからどこまでが建築の挑戦領域として試されるのか、許されるのかを吟味し、提案をし、承諾を得る。
その経過を経て、極力開口を排除し、壁を連続させるという、思い切った提案をすんなり受け入れて頂いたのだと思います。
もちろん建築にはそれだけでなく、とても多くの、様々な意味合いが含まれるものであり、その裏付けあっての事ではありますが、長くなるので割愛...。

では、竣工直後の様子。
GW明けに再度、住まいの様子を撮影する予定です。
その頃には植栽も豊かに葉を茂らせていることでしょう。
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刺激の強すぎない、柔らかな光を降り注いでくれる天窓。
しかしうちでは、影を生み出すためであって、あくまで光は脇役。 
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キッチンからリビングへ。
キッチンを一段下げることにより、目線が同一線上に揃い、什器としての存在感は家具へと近づく。
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さてこのキッチン、住まい手さんはどう使いこなすのか、次回の訪問が楽しみである(笑)
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外観。
映り込んだ86は確信犯!!
確実な存在感は放つものの、昔からそこにあったような、馴染みのあるプロポーションに整えられたと思う。
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天窓からはしだれ桜の先端が覗ける。
住まい手の成長と、住まいと作庭の熟成がとても楽しみ。
それはまさしく家+庭=家庭なのである。
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なんとなくお気に入りの一枚。
作為的な光源はなしだからこそ、幻想的な雰囲気を醸し出してくれるのかも知れない。



さて、いかがだったでしょうか。
どの住まいがベストとはもちろん言い難く、それぞれの特徴を持った、すべてお気に入りの住まいばかりですが、毎度気付きのある仕事をさせて頂いていることに感謝です。
今作もまた、次回の設計にフィードバックされていくことでしょう。

この度は竣工、誠におめでとうございます。
そしてまた、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします!!



飯田亮建築設計室のHP
CoMoDo建築工房のHP 
※WORKS更新しました!!

住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
                  citta di garage B1
電話-0285-39-6781

お問い合わせ → info@iida-arc.net
by lives-web | 2016-03-30 23:25 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

間近で竣工

どうにかこうにか竣工...しかも今朝です(笑)
オープンハウス初日は同業者の方にご覧頂きました。
明日も多くのご参加、お待ちしております。

さて、参加を迷っている方へ喚起するために一部公開いたします。

こうして気に入った写真が撮れると、疲れも吹き飛ぶというもの。




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晴天に恵まれました。
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塗り漆喰の表情を豊かに表してくれる天窓からのひかり。
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連続した壁がやさしく身を包んでくれるよう。
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キッチン横にある小上がり3畳の畳間。
この立ち上がりの壁が、絶妙に空間を切り取ってくれる。
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帰り際、雨戸を閉めると、まるで修道院のような明るさ。
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今作の一番の功労者であり、一番の被害者でもあるスタッフのキヨ(笑)



まだまだ見学者募集中です!!
明日はもちろん事務所不在となりますが、お電話頂ければ僕の携帯へ転送されますので、お気軽にどうぞ。



完成見学会のお知らせ

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「屋根と壁に包まれる安心感」
ひとつ大きな屋根に包まれた4人家族の平屋
周辺環境から開口は絞っているものの
天窓から差し込んだ光が柔らかく反射し
独特な空気感を醸し出します。

おおらかな平面によるLDK,一段下がったキッチン、LDKに寄り添う一段上がった畳間。
L字の木製全開口や、連続壁が織りなす凛とした空気感がお勧めポイントです。

お申し込み頂いた際、案内をお知らせいたします。
詳細は随時更新していきます。

お申し込みはこちら



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by lives-web | 2016-03-26 20:37 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

後3日...

現場はとてもご覧に入れられる状況ではございません...苦笑
しかしそこはチーム力、確実に終わらせます。

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この光を浴びたくて。



明日は外構と浴室と建具と家具と塗装と電気と設備と...とりあえず盛りだくさん!!




完成見学会のお知らせ

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「屋根と壁に包まれる安心感」
ひとつ大きな屋根に包まれた4人家族の平屋
周辺環境から開口は絞っているものの
天窓から差し込んだ光が柔らかく反射し
独特な空気感を醸し出します。

おおらかな平面によるLDK,一段下がったキッチン、LDKに寄り添う一段上がった畳間。
L字の木製全開口や、連続壁が織りなす凛とした空気感がお勧めポイントです。

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by lives-web | 2016-03-23 00:09 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

まもなく

現場はまるで「青の洞窟」のよう。

思い切った壁に、反射する天窓からのひかり。
ここから木陰がのぞき込んだら面白いね、なんて作庭家さんと打合せ。
外だけの打合せだけでなく、中もきちんと体感して頂くことで出る提案です。
外と内、すべてにおいて意識(計算から来るものではなく感覚的なもの)しているのですから、職人さんとその意識を共有することが必要なのだと思うのです。

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3月末にはお披露目できる予定です。
また改めてご案内差し上げます。




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by lives-web | 2016-02-29 19:23 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

疑問符だらけの住まい作り

INDY HOUSEは残工事があるものの、一旦お引き渡しをさせて頂き安堵...する間もなく現場は着々と、設計は黙々と臨んでおります。

さて、「ひとつ屋根の家」の進捗状況をお知らせしましょう。
先の大工さんがこちらも担当しているため、一旦大工工事は休止しておりましたが再開。
その間板金や電気、設備などを進めておりました。
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今作も杉板張りの外壁。
程よい色味が見つかりとても楽しみ。
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この土地から出土した河石をどう作庭に生かすか...
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思い切って続く壁から差し込む天窓の効果やいかに!!
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高さを抑えた掃き出しの窓。



最近思うのです。

どうして掃き出し窓の大きさは1,800以上なのか。
どうして南向きに壁を直角にしなくてはいけないのか。
どうして北に寄せて家を建てるのか。


どうして?どうして?が連続して設計脳を刺激します。
年のせいで捻くれてきたのでしょうか?笑
当たり前が当たり前でなくなってきた時代、今日の常識が明日の非常識に変わる時代ですから、住宅も変化して良いのではないでしょうか。

そんな設計脳のいま、今週に控えた次作のプレゼン。
設計の要望の意図はもちろん汲み取っているつもりですが、若干?外しているモノですから、すんなり通ることを願います!!笑



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by lives-web | 2015-12-10 00:08 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

そよ換気導入

今作は屋根を特徴に持たせた作品となります。
タイトルにはまさしく「ひとつ屋根の家」ですから、屋根に美しさを求めています。
さらに機能を持たせようと言うことで...

環境創機
http://www.kankyosouki.co.jp/whatssoyokaze/soyokanki.html

実は、水道の引き込み費用を見積に入れていたですが、ふたを開けてみたら実は既に引き込み済みという嬉しい誤算!!
その分をこちらに回していただきました(笑)

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二重屋根のようになっており、この通気層に外部の空気を内部に導入。
銀色のプレートは採熱の際と、流量調整の補助プレート。
屋根材はあえての非遮熱ガルバを使用しますので、この二つの鉄板で暖められた空気を導入するイメージ。

冬の動作イメージ(昼)
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日中の太陽を室内に導入します。

夏の動作イメージ(昼)
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逆に夏はファンが逆回転を行い排気します。
強制的な換気が行われますから、通常の自然換気よりも屋根の熱は軽減されることでしょう。
夏の動作イメージ(夜)
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夏の夜は外気を導入することで、エアコンを稼働させずに済む夜もあるとのこと。(弊社住まい手談)



リアルタイムに表示されるタッチパネル。
棟と室内と外部の温度が表示されますが、それを元に自動運転。
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10月の半ばで暖かくなった日中。
内部の温度が上がりすぎたために逆回転をし始めてまもなく、ストンと棟の温度が下がるのがお分かりいただけると思います。
室内の空気循環という観点からも、おすすめのパッシブ装置です。






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by lives-web | 2015-11-12 18:42 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

上棟しました。

ひとつ屋根の家が無事上棟いたしました。
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綺麗なひとつ屋根となりました。
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町並みにも寄与してくれることでしょう。



今作は(も?)ちっちゃな、4人家族の住まいです。
環境創機のパッシブソーラーである「そよ換気」を搭載します。
仕様はいつもとほぼ一緒。
周辺環境によって、より“壁”を意識した設計となっております。


着々と、確実に。

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by lives-web | 2015-10-15 22:27 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

基礎の進捗

「ひとつ屋根の家」も着工しております。
コレで進行している物件は6件...さすがに一人では無理でした。
若手様々な状況です!!

いい機会ですから、現場で建築を体得して頂きましょう。
机上よりも、空気感や職人さんとのコミュニケーションからしか得られない経験がありますから、それらを実務に生かしてもらいたい物です。
当然分からないことだらけでしょうけど、僕に聞くのではなく、職人さんから教わった方が体得は早いように思います。
いかに見て体感したか、その経験値が建築にはとても大切。
設計をする前に現場を知れ!!
設計の勉強は夜でも出来る!!
現場で揉まれて感性を養ってきておくれ!!


とはいえ、任せきりに出来ない現場。
若手が行ったところで、現状では本当に“行った”だけな状態ですから(笑)
要所要所でcheckいれてます。

さて、配筋検査も無事に合格。
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コンクリートを打ってしまうのがもったいないくらい綺麗な配筋。
仕上がりも綺麗になるよう、様々な工夫がなされているそう。

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地鎮祭でお預かりした鎮め物もしっかりと。
ちょっと曲がっているのが気になりますが...

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現場は日光市。
近くには大谷川という一級河川。
ごらんのように玉石ゴロゴロゴロ...石垣が出来るほどに出土されています。
僕にはお宝にしか見えません!!
贅沢に作庭で使わせて頂きましょう。





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by lives-web | 2015-09-08 10:35 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

地鎮祭

本日はお日柄も良く、「ひとつ屋根の家」の地鎮祭を執り行いました。
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夫婦のご両親までご参加して頂く、賑やかな地鎮祭となりました。
もちろん今回も晴れ!!

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暑さで竹の葉もこんな調子...
お祓いは毎度身が引き締まる思いでございます。

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竣工は来年の春頃。

お楽しみに!!







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by lives-web | 2015-07-20 20:09 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)

設計概要

間取りをお載せすることはできませんが、今作の概要をお伝えしたいと思います。

出会いは斯く斯く然々ございますが、直接お目にかかったのは「Vermeer Ray」でした。
HPで弊社を発見して頂いたようです。
すでに土地の候補は見つかっており、後はのんびりと建築屋さんを探そう...というところで僕に遭遇。
基本的にはやはり、デザイン性や住まいに対する考え方に共感をして頂けたのだと思います。

要望は「小さい平屋」という、僕にぴったりのテーマ。
家族4人が、小さいながらもすっきりと、豊かに暮らせる住まいをご所望でした。

後は僕が住まい手さんと雑談をしながら、その住まい手さんに対する住まい方のイメージを膨らましていくだけ。
案外と素直に解けたような気がしていますが、問題は土地。
幾分か変形しており、ヴォリュームは決して広くありません。
また、周辺環境は密のような開放的なような。
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南面。
視界に入るのは正面の家の裏側。
決して「良」とは言えないけれど、空はきれいに抜けており、南東には立派な末が臨めます。
前面道路の幅員から、日照に支障はないでしょう。
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東。
北東にちょっと山が臨める程度、正面には自動車会社の看板が目に入ります。
色使いも派手なものですから、若干目障り・・・
今後の空き地の利用方法が気になるところですが、こちらもやはり前面道路により日照の問題はありません。
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北東。
最高です!!
この山を南東~南西にかけてあったら最高だったのですが...
しかも歩道付きの大きな道路。
北面と言うこともありますが、こちらに開くにはちょっと難があるか。
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結果的に出来上がった“カタチ”がこちら。
南東にみえる松の木を中心に開口を設け、それ以外は絶つという、思い切った開口。
東面は間取りの影響もあり、あの看板が目に付くので、開口の役目は天窓のみ。
たとえ壁面に開口を設けたとしても、道路が大きいですから、ほぼ締めっぱなしになってしまうでしょうから。
「家の顔」は東面。
だからこそ窓は一枚で勝負!!といったところでしょうか。
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北東から見た感じ。
窓のヴォリュームや高さで難儀しております。
山をどう臨むか、全体のバランスで、追々に検討・決定していきたいと思います。



竣工予定はのんびりと来年の初春。
豊かで住まいやすい「小さい平屋」をご覧いただけると思います。



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by lives-web | 2015-01-26 18:47 | ひとつ屋根の家 | Comments(0)