カテゴリ:斜45°の家( 11 )

居住の空気感

先日無事にお引き渡しとなりました。
毎度の事ながら羨ましくあり、切なくもあり、達成感も有りと、いろいろな思いが入り交じっての瞬間ではありますが、住まい手さんの喜ぶ顔を見られるだけで、そんな雑念は吹き飛ぶほど。

今作はタイトル通り、方位から「斜45°」に建物を振っています。
20戸程度の住宅街ですが、やはり1戸だけ斜に構えています。
住宅街として全容をお伝えしたいのですが、そちらはまた後ほど。
実はお隣さんもうちの作庭家さんが手がける事となっており、こちらの庭の雰囲気に準ずるような気配なので、一体感が生まれることでしょう。
そちらが完成してからまた改めて、と思います。

さて、なぜ「斜45°」なのか。
まずは単純に住宅街で横一列に並びたくない...という反骨心・反逆心から。
向きを揃えることは、“町並みを揃える”という点においてそれは必要なことのように感じますが、今作はそこに利点を見出せませんでした。
結果的に圧倒的な存在感を放ちつつも、単に捻くれた配置となることなく、あくまで必然的な配置にも見えてくるのですから不思議です。
まんべんなく陽は当たり、空気の淀みは生じない。
お隣さんとの視線は交錯せず、陽を遮ることもない。
作庭においては、植栽の配置や駐車スペースなどにも影響を与え、変化のある作庭が楽しめます。
難を強いて言えば、間取りの置き方が難しいところでしょうか。
南に対して正面に向く面を設けないと、影による時間的感覚が狂うように感じること、方位における感覚も狂うことでしょう。
後は土地にそれなりの余裕が求められます。
極めつけは完全に異端児扱い。
住まい手さんが住宅街の中で変人扱いされないことを切に願います...笑

内部から外部への抜けを確認して貰いつつ、作庭に挑んで頂きました。
手前の大きな木はコナラ。
落葉樹を主体に常緑樹をバランス良く、砂利は地元の山のものを。
雨風で洗われれば、もっと表情豊かな顔を覗かしてくれることでしょう。
2~3年で植栽は土地に馴染み、建築はより土着的になる。
じっと待つこととしましょう。

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正面は完全シンメトリーに拘った外観。
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斜45°が生み出す全景はまたのお楽しみ。
一際低い佇まいがやはり目を引きます。



内部も異端児。
全周を扇垂木とせず程よく魅せることで、その主張を軽減させる意図があります。
それでも瞬間的にははっと息を呑むようなダイナミックさに圧倒されつつも、空間に身を預けるほど内包される感覚に陥るから不思議です。

間取りはいつものアイランドキッチンを中心に、廻れる動線で空間に奥行きを与えます。
キッチンはダイニングと家事スペースを兼ね備え、多様的にすることで生活の豊かさが生まれると思うのです。
水回りは集約して家事動線に配慮、子育て世代には特に大切なこと。
キッチンなどの什器すべてを家具と捉えることで、建築と家具とが寄り添いあい、落ち着きのある空間として成立します。
4間角(7,280角)から南に正面で壁を切り欠き、その余剰分はインナーバルコニー。
内と外の干渉体となります。

開口はいつものように絞り気味。
「暗いから明るさを感じることが出来る」、そんな意図を持って壁量と開口を調整しました。
重きに置くのは入射量よりもそこから生まれる影。
外に意識を向ける開口よりも、壁に寄り添う感覚が住宅としては大切なのだと思うのです。
陽のある時には外を内に取り込み、陽の沈む夜には壁に包まれる、そんな感覚です。





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時間帯や季節、その時の気分によって居場所は無数に点在する。


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コンパクト且つ機能的にまとめられたキッチン。

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6寸(180φ)の柱はまるで傘の柄のよう。

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2畳ちょっとの畳間は囲えるように。
襖を閉めれば、そこはまるで自分だけの小宇宙かのよう。

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リズミカルな扇垂木は圧巻の一言。

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背面も美しく魅せるボーエ・モーエンセンによるModel2218
ここからコナラの幹や枝葉を望める。

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低いところがあるから高さを感じられる。
家具の取っ手や金物のすべては経年美化を楽しめる真鍮。

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自然光の反射により映える白漆喰の壁。


上記のそれらを通して初めて「空間の心地よさ」として為し得る。
単純に、悶々と、「心地よい」を抽象化してはいけない。
後付けでも良いから裏付ける。
数値に頼りすぎるのもよろしくない。
それでも理屈ではない空間性が生まれ、そこに心地よさが生まれているのも事実。
人間の感覚ほど、更には個人差があるのですから、数値や構成によった理屈は当てにならないのかもしれない。
それでも...と、堂々巡りの永遠のテーマである「心地よさ」。
足るを知る、すべてはバランス。
心地よさの理屈を通しすぎることなく、経験から来る感覚に頼り、程よく理屈を通した建築を目指していきたいと思います。


by lives-web | 2016-12-05 20:14 | 斜45°の家 | Comments(0)

1/100と1/10の模型、1/1の竣工間近と10/1の楽しみ

まもなく竣工予定の斜め45の家
まずはプレゼンのために1/100。
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地元のイベントに際し製作した1/10。
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徐々に、10倍ずつ、順調に成長しています。
ほぼ「モックアップ(外見を実物そっくりに似せて作られた実物大の模型)」に近い状態まで作り込みました。
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改めて、扇垂木の凄みに触れられたように思います。



お次はさらに10倍の1/1が完成します。
外部を残し、大工工事はほぼ終わり。
内装の仕上げへと移行しています。
設計段階よりもイメージ以上の空間は、1/1ではなく、さらに10倍として現れてくれるのを期待しています。
そしてまた、住まい手のイメージよりも100倍の...欲張りすぎですか(笑)



暮らしの見学会のお知らせ
「斜45°の家」
日時 11/26(土)・27(日)・30(水)
   10:00~17:00
場所 栃木県宇都宮市

「がむ斜ら扇垂木」
整然とした分譲地に逆らうように、建物の配置を敷地に対し45°振った「斜45°の家」。
その事で四角の土地には4箇所のスペースが生まれ、それぞれに趣の違う作庭を誂えました。
正面の揃った住宅街には大きな変化が表れ、足並みを揃える無意味さを知ります。
アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながらも内包される2Fリビング。
その天井は住宅にはほとんど用いられることのない技法である「扇垂木」を採用。
木組みのダイナミズムが圧巻となりますが、決して空間性を犠牲にすることなく、必然的な存在として空間を嫌味なく構成してくれています。
COMODOデザインと、確かな大工技術をご堪能くださいませ。


【今回のイベントのポイント】
 - 整列されすぎた住宅街に逆らうかのように、斜に構える配置
 - 扇垂木という社寺建築で用いられる技法を住宅に導入
 - アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながら内包的な2Fリビング

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お時間ございましたら。




住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
            citta di garage B1
お問い合わせ
電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
mail info@iida-arc.net







by lives-web | 2016-11-06 12:03 | 斜45°の家 | Comments(0)

大工さん、そろそろ...

ナベさん棟梁、そろそろ佳境に入って参りました。
内部は来週ぐらいにはおおよそ終わる程度。
外部を含め、今月いっぱいに大工工事は終わる事でしょう。

内部の様子をチラリズム。

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玄関と階段下の絡み。
最近“R”を用いることがマイブームですが、もうほとんど遊び心です(笑)


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階段の設計にはやはり気を使います。
今作の階下は収納。


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2.5畳の畳間。
いままでの洞窟のような畳間から、衝立から生まれる場所を作ってみました。


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いつ見てもこの天井にはため息しか出ません。
ボードが張られ、仕上げの漆喰が塗られる頃には...楽しみです。


さて、これから仕上げに向かってラストスパートです。
頑張ります!!職人さんが!!笑







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by lives-web | 2016-10-14 20:39 | 斜45°の家 | Comments(0)

上棟から3週間目の進捗。

だいぶ更新が滞ってしまいました。
懲りずに訪ねてきてくださる方々にはお詫びと感謝を申し上げます!!

さてさて、お盆が明けて早1週間が経ちますが、いかがお過ごしでしょうか。
現場は共に順調。
本日は「斜45°の家」の進捗状況の報告です。

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外部は面材施工とサッシ取付。
現在は屋根施工中。
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今作は初採用となるタニタの「エッジルーフ」。
線を綺麗に出したい建築ですから、もちろん屋根にも気を使います。
施工が大変そうですが、どのような表情が生まれるのか楽しみであります。



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内部は設備や電気など。
おおまかな空間構成が見えてきたのではないでしょうか。
扇垂木はやはり、現場に来るたびに天井を見上げてしまいます(笑)



「machiya」
暮らしの見学会
日時 9/3(土)~4(日)
   10:00~17:00
場所 栃木県矢板市

※special thanks
 荒川家具(展示家具提供)
 seeders(見学会盛り付け)

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by lives-web | 2016-08-24 11:15 | 斜45°の家 | Comments(2)

迫力の扇垂木

いよいよ、待望の建て方が始まりました。
本日で4日目ですが、ようやく化粧部分の天井が仕上がった程度。
まだ屋根部まで達しておらず、やはり通常よりも時間は掛かります。
僕らは住まい手さん共々、スピードなど追っておりませんから、気にもとめません。
それよりも確かな仕事をしてもらった方が、何十年も住まう家なのですから、たった数ヶ月の差がなんだって言うのでしょう(笑)

さてさて、そんな丁寧な仕事ぶりをご覧いただきたいと思います。
主にはやはり扇垂木となります。
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上で一度当てて墨付け、降ろして加工・・・続く
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再度上げて擦り付けては削っての繰り返し。
それを全部で48本の垂木...この暑さでしたから、集中力勝負となります。
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うちの若い衆は掃除やら小間使いでお手伝い。
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てっぺんの集合体。
今作は180φの削り丸太となっていますが、“かぼちゃ束”と言って宙に浮いたやり方もあります。
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このリズムが垂木表しの醍醐味と言えるのでしょう。
さらには扇垂木ですから、いままでとは全く違う感覚のリズム感です。
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こんな感じでどうにかこうにか納まりました!!
僕はもちろん、大工さんにとってもこの達成感はなんとも貴重な体験となりました。
住まい手さんのご理解の賜ですね。
ちなみに今作の扇垂木は僕からのわがままリクエスト(ほぼ全棟か?笑)でしたから、この件に関しては僕の全額負担!!
次回からはちゃんと見積計上します(笑)
でも案外と、冗談みたいに高額ではないのかも知れません。
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20区画の分譲地において、斜に構えた、本当に捻くれた建物。
横並びの整列から景色が一変します。
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もちろん四方固めも行いました。
住まい手さんのテンションとリアクションに、やはりこの仕事に対する誇りを確認させて頂きました。



初めて挑戦させて頂いた扇垂木の感想。
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難しい!!でも楽しい!!
改めて建築の醍醐味という物を体感いたしました。
とはいえこればかり手掛けていると「ドヤ建築」になってしまうので程々に。
住まい手さんや住環境などの諸条件を加味しながら、垂木表しであったり白であったり平天井であったり勾配天井であったり。
どこにベクトルを持って行くか。
天井仕上げはそれだけ空間においてパワーを持っておりますから、その判断は慎重になります。
結局は全体のバランスなのですが、今作のように扇垂木が目立ちすぎるのは嫌。
本気で扇垂木を見せるのであれば全周そうするのでしょうけれど、あえてベランダ分45°切ったり、1/4は平天井であったり。
これ見よがしにならない程度に調整をしています。
あくまで“住宅”であって住まう空間なのですから、建築が威張ってはいけません。
あっさり、しれっと・・・「扇垂木ですけど?何か?」的な(笑)



竣工予定は11月頃予定しております。
お披露目できる日が待ち遠しいですね。





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by lives-web | 2016-07-30 19:26 | 斜45°の家 | Comments(0)

原寸の凄みと大切さを体感(扇垂木のCAD化成功!?)

原寸、つまりは「実物と同じ寸法」のこと。
かつて建築はこの“原寸”によってのみカタチが生み出されてきました。
もちろんCADのない時代ですから、あの法隆寺も東大寺も五重塔も。

そんな先人の知恵の塊である“原寸”を、恥ずかしながら初めて経験させて頂きました。
そもそも現在ではほぼ原寸作業は行いませんから、それこそ貴重な体験なのかも知れませんが。

さて、先日の記事にも記しましたが、御年75歳になる現役の棟梁からご教授頂きました。
まずは元となる「原寸場」の作成から。
当時は原寸用の間があり、その床に直接描いていました。
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基本的に道具はこちらと巻き尺のみ。
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教えを請いながら、作業は進みます。
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僕は大工さんではないので、原寸とは無縁と思われがちですが、とんでもない。
むしろこちら側がしっかり納まりを把握していなくてはならない立場ですから、必須項目なのです。
どんな立派な画(図面)を描こうとも、実現出来なくては意味がないのですから、そこを加味しながら図面化しているのです。
残念なことに、“一部の”設計事務所や工務店にありがちな「納まりは現場任せ」では絶対にダメ!!
きちんと描き手が作り手に指示できるようにする。
それがお互いの立場であり、責任だと思うのです。
職人さんもやはり人ですから、僕らの建築への思いを図面化(原寸レベル)することで初めて、意思の疎通が生まれてくるのではないでしょうか。
平面と立面は当然ですが、指示図のようなちょっとした詳細図ではまるで伝わりませんし、職人さんに対して失礼に値します。
不思議なもので、思いのこもった建築には出来上がりはまったく同じ“カタチ”でも、そうでない建築には決して出せない「空気感」が存在します。
カタチあるもの理屈は存在するのでしょうが、必ずしもそうでない可能性がある建築に携われるのは幸せな事です。

閑話休題

備忘録として写真と原寸を縮図に収めました。
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それを僭越ながらCAD化してみました。
こちらが今回の作業で起こした原寸図なります。
一般の方にはなんの事だかさっぱりかも知れませんが、右が上から見た図。左は横(わかりやすく言えば)から。
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中心から放射状に垂木(屋根下地)が組まれる訳ですから、単に配置すれば済むことでは?と、僕も最初簡単に考えていたのですが...放射状から更に屋根勾配が発生するのですから、しかもバラバラの角度を付けて...
結果的に垂木はこんなカタチの加工が必要となります。
こちらは建て方前に工場で削っておきます。
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頂部を見上げるとこうなります。
なんとも複雑に、しかし規則的に整列します。
寸法の追い出しを間違えるとこの感覚で垂木は並びません。
勾配があるのですから、平面では決して追えない線が存在しています。
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そのおかげでこのように組み上がる...はず!!笑
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さて、先程の「平面では決して追えない線」のヒントがこちらに隠されています。
もちろん本番では真四角に組み上げますが、原寸上で組み上げるとなぜか、しかし必然的に“円形”になるのです。

それはなぜか...この原寸作業を経験することで、先人の知恵と美学を教わりました。
そしてまた、原寸作業をしたものでしか味わえない感動と経験があるものですから、おいそれと簡単に教えることは出来ませんし、本当の意味は伝えられないと思います。

けれどもこのCAD化。
描きながらも「先人への冒涜」という罪悪感に苛まれてしまうのです。
CADはもちろん文明の利器ですから、活用することが悪ではありませんし、僕も存分にその恩恵を授かっています。
だがしかし、先人が何日も、もしかしたら何年も掛けて生み出したこの「扇垂木」という技法をほんの1時間程度でCAD化して、それをネット上で配布する・・・冒涜です。
きちんと意味を理解し、先人に感謝してその恩恵を受ける。
それが礼儀ではないでしょうか。
例えば映画という作品を違法コピー、ネット上で無料ダウンロード・・・同レベルの犯罪な気してならないのです(笑)
出し惜しみではなく、きちんと伝えたいという意思の表れですから。
もし同業者の方で扇垂木に挑戦したいという猛者がいらっしゃいましたらなんなりと。
もちろんメールで済ますのではなく直接にどうぞ。
その前にこちらが現場できちんと納まってからの話ですが...苦笑

ちなみにこのCADでの数値と、原寸で出した数値の狂いは許容範囲である2mm程度でした。
当たり前かと思われるかも知れませんが、そこもまた原寸をした者にしか判らない境地(笑)
もちろん、原寸で出した数値を尊重して現場に挑みます。

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異業種において、僕のもっとも尊敬する“職人さん”からご教示頂いた動画もどうぞ。
僕は鳥肌がとまりませんでした。
こんな事をさらりと言える「職人」の境地に達したいものです。




本日も楽しい出会いがございました事に感謝です。
さて、明日が最終日となります。
お時間ございましたら♪
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by lives-web | 2016-07-10 00:13 | 斜45°の家 | Comments(0)

45度の配置と4つの間

斜に構えてます(笑)
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20区画程度の分譲地に建つ住まいなのですが、分譲地ならではの「横並び」だけは避けたかったので...。
気持ちは分からなくはないのですが、そろそろ、北にめいっぱい寄せて南側の庭を広くとろうとする配置、やめませんか?という配置例。

確かに南側にデメリットはさほど感じられないかも知れませんが、果たして、「太陽サンサン陽当たり良好!!」が絶対にいいのか。
設計前、現調(現場調査)に伺った際はまだ造成中だったのですが、「どんな分譲地が出来るのか」という全体の完成イメージを思い浮かべていたのですが...やはり住宅街として良いイメージは浮かびません。
“なんだかなぁ”と、45°に首をかしげていたらこの案が出てきたという、嘘のような本当の話!!笑
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土地の数値にもよりますが、こうしてあげれば、4ヵ所も庭が出来る。
南面は2ヵ所、後は朝陽と夕陽と。
北に建物を配すると完全に北面は潰れますが、こうしてあげればそれぞれに木を植えられる。
もちろん駐車も可能です。
結果的に画一的な住宅街に変化を与え、緑のお裾分けも可能となり、視線が外れますから、プライバシーの確保にも繋がります。
唯一のデメリットとしては、家が√2(約1.4倍)大きく見えてしまうことでしょうか(笑)
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↓こちらは土地が三角ですから、特に迷えることなく...笑

暮らしの見学会 第2弾
日時 6/18(土)~19(日)
   10:00~17:00
場所 栃木県宇都宮市宝木本町


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※special thanks
 荒川家具(展示家具提供)

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※WORKS(JDMHOUSE)更新しました!!
※「TheLives」ページ作成しました!!

by lives-web | 2016-06-15 17:02 | 斜45°の家 | Comments(0)

御年75歳の棟梁による技術の継承

寺社仏閣では一般的に用いられる「扇垂木」を住宅に。
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7月上棟を目処に準備が進められております。
今作はおおよそ140枚程度の図面...相変わらず行って来いの連続...疲れました(笑)

図面は一通り描き終わりましたが、肝心要の矩計図と立面図が決まらず。
件の扇垂木の納まりが理解できておりません。
興味本位で手を出してみたものの...想像以上に難儀。
CADで容易に出せるものではないようです(そもそもそこが誤算)

そこで助けを請うたのが御年75歳の現役棟梁!!
恐る恐る相談してみると「そんなの簡単だべ。」の一言。。。
もちろん簡単なことはなく、経験と知識があっての裏付け。
かっこよすぎます。
“技術の継承”という観点から、快くご教示頂けるとのことでひとまずは安堵。

さて、初顔合わせで1/10の図面まで描いてきてくれる、そんな棟梁の心意気に惚れます。
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この図面、なんと差し金一本で書き上げます。
というか、大工さんは基本差し金(L型の定規)しか使いません。
それであの複雑な形状が生まれてくるのですから、大工さんの「技術」には敬服いたします。
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実物も交えながらレクチャーを受けます。
ざっくばらんではありますが、“理屈”は理解できたものの...さてどうなることやら。

次回は屋根の“原寸”を描きます。
今ではこの工程はほとんど行われず、一般的にはA3用紙のCAD図面で打合せが進みます。
昔は当たり前だったことも、いまではプレカットが台頭していますから、こうした技術が薄まっていくのは否めません。
日進月歩でそれが悪とは言いませんが、こうした特殊な加工は対応できません。
例え体得したところで、扇垂木の建築を生涯のうち何棟携わるのか・・・基本住宅に採用する事は至極稀。
しかし原点回帰することで、新たな世界観を見出せる可能性も秘めているのです。
まさしく...

温故知新
故-ふるきを 温-たずねて 新-あたらしきを 知-しる

僕の好きな日本語のひとつ。
正直ただの興味本位で採用したものの、知れば知るほど、改めて大工技術の奥深さに感銘を受けます。
扇垂木を通じて、益々改めて日本建築の魅力に惹かれています。
今後、作風にも影響を及ぼすかも知れませんね。

なお、大変ありがたい機会だと思いますから、公開できる範囲で進捗を公表していきたいと思います。
後世のために、出来ればデータベース化にも挑戦します!!





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※special thanks
 荒川家具(展示家具提供)

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※WORKS(JDMHOUSE)更新しました!!
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by lives-web | 2016-06-08 19:10 | 斜45°の家 | Comments(0)

地鎮祭

ブログ連投。

実は同日に、午前と午後で地鎮祭&上棟式を執り行いまして。
神様の力を2倍にして日々を過ごさせて頂いております(笑)

造成後間もなくですが、周囲はチラホラと着工が始まっておりました。

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結婚式におけるケーキ入刀以来に行う、共同作業ではないでしょうか(笑)
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感性豊かに成長できるようなおうちを作るからね!!


上棟はまだ先ですが、11月を目処に竣工を目指します。

こちらの住まいは扇垂木を住宅に...
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実はまだ奮闘中!!
垂木の納めはもちろん難儀ですが、魅せ方も加味しながらですから、なかなか前に進まずです。




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※WORKS(ひとつ屋根の家)更新しました!!

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by lives-web | 2016-04-19 18:15 | 斜45°の家 | Comments(0)

扇垂木を住宅へ

通常は平行に垂木(屋根下地の木材)がいくのですが、今作は天井の化粧として「扇垂木」を採用してみました。
初の試みですので、うまくいくかどうか...大工さん次第!!

基本的には寺社仏閣の手法ですから、あまり住宅で用いられることはありません。
さてさて、どのような表情を見せてくれるのか、今から楽しみであります。

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※WORKS更新しました!!

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by lives-web | 2016-02-07 18:36 | 斜45°の家 | Comments(0)