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日本エコハウス大賞:意匠部門賞受賞とロッケンロール建築

先日行われた日本エコハウス大賞において、「意匠部門賞」を受賞いたしました。
コンテストに応募された限られる範囲であるとはいえ、これにて、性能面とデザインの両立が計られていると言うことを、多少なりとも証明できたのではないでしょうか。
ちなみに、建築家の堀部安嗣さんが推してくれたのだそう。
今後の課題としては、まだまだ温熱環境には疎い僕ですから、諸々の理解を踏まえた上で判断できるようになりたいと思います。

改めまして関係者の皆様、誠にありがとうございました!!
特に機会をくださった住まい手さんには特段の感謝にございます。
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中村さん、伊礼さん、堀部さんと、お三方の目に作品を触れて頂く事が出来、10年かけてようやくここまで来られました。
まだまだ目標まではほど遠いですから、修行の日々が続きます。



授賞式の総評の際の2人のお言葉を抜粋。

伊礼さん「足るを知る」
過度に張りぼてとすることなく、バランスが大切と言うことと受け止めました。
性能ばかりが良くても、デザインだけが良くてもダメ、バランス大切。

堀部さん「ロックンロールな建築」
時代に流されることなく、自分の信じた建築を推し進めても良いじゃないか。
これがオレの建築だ!!って胸張って行こう。



まさしく腑に落ちる感覚です。
多方面から建築を見直す、良いタイミングなのだと思います。
人間の身体感覚、第6感にまでも響くような、そんな建築をこれからも目指します。
それが僕の「ロッケンロール建築」です。
来年のエコハウス大賞には、満を持した、胸を張れる作品で臨みたいと思います。




お知らせ
今年も「Bonmarche100人展」に出展いたします。
今年は11月竣工予定のこちらを1/10でモックアップしてみました。

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そう、「斜45°の家」です。
中もご覧の通り。
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益々竣工が待ち遠しくなりました。

お時間ございましたら、是非会場へ足をお運びくださいませ。





住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
            citta di garage B1
お問い合わせ
電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
mail info@iida-arc.net


by lives-web | 2016-10-28 21:55 | 建築流儀 | Comments(0)

時の経過には適わず...

忙殺・・・今の僕には一番しっくり来る言葉かも知れません。
一つ一つを確実に行えるよう心掛けてはいるのですが、そのおかげであれもこれもと陥っているように思います。
これですもの、棟数など追えるはずございません(笑)

さて、10年もやっておりますとボチボチメンテナンスのお話を頂くようになって参ります。
内装や塗装、外構など。
築5年以上の作品を改めて拝見してますと、やはり経年美化には勝てぬと痛感するのです。
もちろんそれを含ませての設計ですから、そうなっていただかないと困るわけですが。
美しく成長している様を眺めていると嬉しくもあり、自分の無力さも感じます。
時間の経過にはもちろん適うわけもありませんが、どこか悔しい...。
各々の住まいがどのような成長を遂げていくのか、住まい手さんによっても様々。
その経過を拝見できるのも建築の醍醐味なのかも知れません。

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そんな思いを馳せながら、先週は修行のため静岡へ。
「アトリエ樫」の主宰をされております「「坂田卓也さん」の自邸へお邪魔して参りました。
個人邸ですから、プライバシーな部分はご覧に入れられませんが、こちらもやはり時の経過によって美しさや色気が増した建築であると感じました。
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築20年とのことでしたが、いやはやなんとも美しい。

建築はやはり、経年美化を見越した感覚が必要であると痛感した出来事でした。
人間もまた、そのようにあれたらなと思いますが...果たして!!笑







住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
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by lives-web | 2016-10-26 17:29 | 建築談義 | Comments(3)

大工さん、そろそろ...

ナベさん棟梁、そろそろ佳境に入って参りました。
内部は来週ぐらいにはおおよそ終わる程度。
外部を含め、今月いっぱいに大工工事は終わる事でしょう。

内部の様子をチラリズム。

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玄関と階段下の絡み。
最近“R”を用いることがマイブームですが、もうほとんど遊び心です(笑)


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階段の設計にはやはり気を使います。
今作の階下は収納。


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2.5畳の畳間。
いままでの洞窟のような畳間から、衝立から生まれる場所を作ってみました。


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いつ見てもこの天井にはため息しか出ません。
ボードが張られ、仕上げの漆喰が塗られる頃には...楽しみです。


さて、これから仕上げに向かってラストスパートです。
頑張ります!!職人さんが!!笑







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by lives-web | 2016-10-14 20:39 | 斜45°の家 | Comments(0)

地の利を最大限に

その土地を読み取り、建築に生かすことは当然のこと。
しかし、こうも極端に差が出るのがまた建築を面白くしてくれる!!


設計中の案件
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夏には花火大会を間近に見られる、高台の大パノラマな立地。
晴れた日には日光連山も拝めることでしょう。

本日着工した「giftbox」
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宇都宮市内のど真ん中!!
幸いビル群はこの裏手。
南西には森林公園があり、比較的緑は多いかも知れません。



どちらの土地が優れていると言うことはないけれど、立地条件に合わせた設計の大切さを、身をもって痛感する瞬間です。






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by lives-web | 2016-10-07 18:44 | 新プロジェクト | Comments(0)

「作品名:段段段」

来年2発目の新プロジェクトの紹介です。
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タイトルにある「段段段」とは、空間を“段”で仕切っているため。
通常は壁で仕切るのが建築ですが、目に見えない、でも確かな用途を得た段のある床を設けることで、ただ広いのではなく、“居場所”のある空間が生まれてくることを期待しています。
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内部はこんな感じ。
動線的には「土間(アプローチ)→玄関→リビング→キッチン→ダイニング→個室」と言った流れ。
通常であれば「リビング→ダイニング→キッチン」となるのでしょうけれど、あえてキッチンをセンターに配します。
寛ぐところ、食べるところ...明確に部屋へ用途を与えるのではなく、気分でその部屋の用途は変化します。
住まい手さんの生活様式をヒアリング等によって推測するに、家族の繋がりはもちろんあるけれど、個々が立った感じがしたのです。
つまりは、旦那さんは音楽、奥様は読書、お子さんは...と言った具合。
それぞれの居場所に腰を下ろせるよう、でも家族の存在感は確かに感じられる。
それが今回は距離や間取りではなく、段によって解決策を見出した次第です。
単純なスキップフロアとして片付けるのではなく、明確な意思を持ってその段を生かせればと思います。
ちなみに一番低いリビングのFL(床高)はGL(地盤面)と同等。
まるで、天気のよい秋晴れの公園で寝そべるような、そんな感覚を期待しています。
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イメージ湧きますでしょうか。
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敷地は旧家である母屋の敷地内の離れとして。
母屋との気配を感じられる程度の距離感を意識。
プライバシーという表現ではなくて、「個々の存在感の確立」とでも申しましょうか、ニュアンスの表現が難しい(笑)
物理的にはL型で囲み、気配は光と畦道による裏動線の追加、視線回避は植栽と段差で処理。
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基礎を地面に埋め込む為、一番低い軒先では2mちょっと。
低さには自信があります(笑)



さて、しばらくは現場と実施設計図面に集中します!!





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お問い合わせ
電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
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by lives-web | 2016-10-02 16:03 | 段段段 | Comments(0)