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本年も大変お世話になりました。

今年も残りわずか。
明日から3日までお休みを頂きます。
緊急の場合は遠慮なくご連絡ください。

さて本年を振り返りますと、独立から10年目という節目から、怒濤の一年でありました。
仕事の件数から言うと過去最高、もちろん売り上げも(笑)
独立当初、1年、3年、5年、10年と、事業継続の節目と言われて精進して参りました。
確かにその都度、それなりの危機を迎えましたがそれも今では思い出。
それらの苦悩がある分、今があるのだと実感しております。

どうにかこうにか10周年を迎える来年、次の節目は20年と言われております。
これまで培ってきた10年の経歴を、次の10年へと迎えるための変革へ取りかかろうと思います。
事業発展および拡大の方向ではなく、継続のためのブラッシュアップ。
棟数や売り上げを求めるのではなく、つまりは「強い企業」へと変革です。
企業姿勢、企業理念、雇用体勢、技術、センス、それら統括した他社と比べようのない強さ。
今よりももっと「オンリーワン」が次の指針です。



それでは本年のお仕事を時系列で振り返ってみましょう。

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ひとつ屋根の家
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JDM House
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竣工ベースで新築は5棟。
他にもリフォーム多数。

来年は新築8棟、大型リフォーム2棟。
ほぼほぼスケジュール埋まっております。
時期によっては若干の余裕があるかも知れません。
やってみないことには判りませんが(笑)

来年はスタッフの成長もあることでしょうし?、チャレンジ精神旺盛に建築へ挑みたいと思います。
本年も大変多くの方々のご尽力により、1年を過ごさせて頂きました。
住まい手さんをはじめ、職人さん、スタッフ、家族・・・本当にありがとうございました。
今後とも応援の程、よろしくお願いいたします。

それでは、良いお年を。







住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
            citta di garage B1
電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
mail info@iida-arc.net/info@comodo-arc.jp








by lives-web | 2016-12-30 18:33 | 事業活動 | Comments(0)

ジンクス守られた地鎮祭

親子屋根の家

本日、無事に地鎮祭を執り行いました。
独立から10年の一度も雨には降られないジンクスは守られました。
何度立ち会わせて頂いても、厳かな空気感に都度、身が引き締まる思いにございます。
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神主さんにご用意頂いた四方の竹はなんと樹脂製。
地鎮祭グッズにでもあるのでしょうか?
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お子様3人の5人家族の住まい。
住居部分はなんと21坪!!
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なかなか凜々しい神主さんでありました...が、ちょっと僕に似てる?笑



竣工予定は5月頃を予定しております。
お楽しみに♪

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今年もラストスパート。
気を抜かず、お体ご自愛くださいませ。





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by lives-web | 2016-12-21 18:30 | 親子屋根の家 | Comments(0)

職場体験を通して気付くこと。

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先日、地元中学生の「職場体験」として、学生達(男子×2/女子×2)の受け入れを致しました。
期間は4日間。
設計事務所として、工務店として、普段の業務を観察して頂き、軽作業にも参加して頂きました。
最初は緊張な面持ち(こちら側も初体験故同様!!)
事務所では設計業務。
お題を用意し、住宅の設計を初体験。
現場にも同行して職人さんの仕事を肌で感じて頂きました。
しかし慣れてきた頃には退職時期。
なかなかパンチのある4日間だったのではないでしょうか(笑)
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そんな4日間のお礼と感想文を頂戴。
男女共に、人それぞれ建築の受け止め方は違えども、やはり想像していた偶像とはちょっと違ったよう。
そう、建築は地味の連続なのです(笑)

そして気付いて頂いたことは「コミュニケーション能力」の大切さ。
どの仕事でも、どんな環境下においても共通して言えることでしょうけれど、目標をひとつに共有する大切さ。
ものづくりの現場においてもそれはもちろん例外ではなく、むしろ半分ほどのウエイトを占めているとも言えるでしょう。

この4日間を通して、単に建築の仕事を垣間見ることを体験とするのではなく、社会とは何か、仕事とは何かを感じて頂けたであろうか。
これから彼らは高校受験、大学受験、入社試験と、社会の様々な関門が待ち受けている事でしょう。
そんな折、多少なりともこの経験が何かしらの意味を持って作用してくれたらこれ幸いです。
そして月日は流れ、職場体験の時は中学生だった彼が弊社に入社!!なんてことも・・・笑








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by lives-web | 2016-12-13 11:05 | 事業活動 | Comments(2)

空間とはとても豊かで面白いはず。

リビングがここだから座るのはここ。
ダイニングは食事をする場所。
キッチンだから立って作業するもの。
和室はお客様に泊まって頂く場所。
廊下は部屋に行くための通路。
窓は開けるもの。
床は歩くため。
壁は視線を遮るため。
天井は雨をしのぐため。
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そんなのもったいない!!



リビングはどこに居たって良い。
ダイニングで勉強したり家計簿付けたり仕事したり。
キッチンで外を眺めながら寛ぐことが出来る。
和室はいつ来るかわからないお客様のためにあらず、家族がゴロゴロするためのスペース。たまに客室。
廊下はホテルであるまいし、そもそも要らない。
窓辺で風を感じ鳥のさえずりを聞いて日向ぼっこしながら本を読む。
床があればどこでも座れる。その日その時間の心地よい場所を探すのが楽しい。
壁に寄り添うことで心が落ち着き、多ければ多いほど安心感を与えてくれる。
天井は包容力。
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居場所などいくらでも見つかる。
住宅は食う寝るところだけにあらず、住む場所なのだから。


住まい手が自身の気持ちいい場所を見つけて頂きたい、まるで猫のように。
そのベースを築くのが設計の仕事だと思うのです。










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by lives-web | 2016-12-09 23:44 | 建築流儀 | Comments(2)

居住の空気感

先日無事にお引き渡しとなりました。
毎度の事ながら羨ましくあり、切なくもあり、達成感も有りと、いろいろな思いが入り交じっての瞬間ではありますが、住まい手さんの喜ぶ顔を見られるだけで、そんな雑念は吹き飛ぶほど。

今作はタイトル通り、方位から「斜45°」に建物を振っています。
20戸程度の住宅街ですが、やはり1戸だけ斜に構えています。
住宅街として全容をお伝えしたいのですが、そちらはまた後ほど。
実はお隣さんもうちの作庭家さんが手がける事となっており、こちらの庭の雰囲気に準ずるような気配なので、一体感が生まれることでしょう。
そちらが完成してからまた改めて、と思います。

さて、なぜ「斜45°」なのか。
まずは単純に住宅街で横一列に並びたくない...という反骨心・反逆心から。
向きを揃えることは、“町並みを揃える”という点においてそれは必要なことのように感じますが、今作はそこに利点を見出せませんでした。
結果的に圧倒的な存在感を放ちつつも、単に捻くれた配置となることなく、あくまで必然的な配置にも見えてくるのですから不思議です。
まんべんなく陽は当たり、空気の淀みは生じない。
お隣さんとの視線は交錯せず、陽を遮ることもない。
作庭においては、植栽の配置や駐車スペースなどにも影響を与え、変化のある作庭が楽しめます。
難を強いて言えば、間取りの置き方が難しいところでしょうか。
南に対して正面に向く面を設けないと、影による時間的感覚が狂うように感じること、方位における感覚も狂うことでしょう。
後は土地にそれなりの余裕が求められます。
極めつけは完全に異端児扱い。
住まい手さんが住宅街の中で変人扱いされないことを切に願います...笑

内部から外部への抜けを確認して貰いつつ、作庭に挑んで頂きました。
手前の大きな木はコナラ。
落葉樹を主体に常緑樹をバランス良く、砂利は地元の山のものを。
雨風で洗われれば、もっと表情豊かな顔を覗かしてくれることでしょう。
2~3年で植栽は土地に馴染み、建築はより土着的になる。
じっと待つこととしましょう。

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正面は完全シンメトリーに拘った外観。
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斜45°が生み出す全景はまたのお楽しみ。
一際低い佇まいがやはり目を引きます。



内部も異端児。
全周を扇垂木とせず程よく魅せることで、その主張を軽減させる意図があります。
それでも瞬間的にははっと息を呑むようなダイナミックさに圧倒されつつも、空間に身を預けるほど内包される感覚に陥るから不思議です。

間取りはいつものアイランドキッチンを中心に、廻れる動線で空間に奥行きを与えます。
キッチンはダイニングと家事スペースを兼ね備え、多様的にすることで生活の豊かさが生まれると思うのです。
水回りは集約して家事動線に配慮、子育て世代には特に大切なこと。
キッチンなどの什器すべてを家具と捉えることで、建築と家具とが寄り添いあい、落ち着きのある空間として成立します。
4間角(7,280角)から南に正面で壁を切り欠き、その余剰分はインナーバルコニー。
内と外の干渉体となります。

開口はいつものように絞り気味。
「暗いから明るさを感じることが出来る」、そんな意図を持って壁量と開口を調整しました。
重きに置くのは入射量よりもそこから生まれる影。
外に意識を向ける開口よりも、壁に寄り添う感覚が住宅としては大切なのだと思うのです。
陽のある時には外を内に取り込み、陽の沈む夜には壁に包まれる、そんな感覚です。





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時間帯や季節、その時の気分によって居場所は無数に点在する。


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コンパクト且つ機能的にまとめられたキッチン。

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6寸(180φ)の柱はまるで傘の柄のよう。

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2畳ちょっとの畳間は囲えるように。
襖を閉めれば、そこはまるで自分だけの小宇宙かのよう。

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リズミカルな扇垂木は圧巻の一言。

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背面も美しく魅せるボーエ・モーエンセンによるModel2218
ここからコナラの幹や枝葉を望める。

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低いところがあるから高さを感じられる。
家具の取っ手や金物のすべては経年美化を楽しめる真鍮。

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自然光の反射により映える白漆喰の壁。


上記のそれらを通して初めて「空間の心地よさ」として為し得る。
単純に、悶々と、「心地よい」を抽象化してはいけない。
後付けでも良いから裏付ける。
数値に頼りすぎるのもよろしくない。
それでも理屈ではない空間性が生まれ、そこに心地よさが生まれているのも事実。
人間の感覚ほど、更には個人差があるのですから、数値や構成によった理屈は当てにならないのかもしれない。
それでも...と、堂々巡りの永遠のテーマである「心地よさ」。
足るを知る、すべてはバランス。
心地よさの理屈を通しすぎることなく、経験から来る感覚に頼り、程よく理屈を通した建築を目指していきたいと思います。


by lives-web | 2016-12-05 20:14 | 斜45°の家 | Comments(0)