1/100と1/10の模型、1/1の竣工間近と10/1の楽しみ

まもなく竣工予定の斜め45の家
まずはプレゼンのために1/100。
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地元のイベントに際し製作した1/10。
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徐々に、10倍ずつ、順調に成長しています。
ほぼ「モックアップ(外見を実物そっくりに似せて作られた実物大の模型)」に近い状態まで作り込みました。
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改めて、扇垂木の凄みに触れられたように思います。



お次はさらに10倍の1/1が完成します。
外部を残し、大工工事はほぼ終わり。
内装の仕上げへと移行しています。
設計段階よりもイメージ以上の空間は、1/1ではなく、さらに10倍として現れてくれるのを期待しています。
そしてまた、住まい手のイメージよりも100倍の...欲張りすぎですか(笑)



暮らしの見学会のお知らせ
「斜45°の家」
日時 11/26(土)・27(日)・30(水)
   10:00~17:00
場所 栃木県宇都宮市

「がむ斜ら扇垂木」
整然とした分譲地に逆らうように、建物の配置を敷地に対し45°振った「斜45°の家」。
その事で四角の土地には4箇所のスペースが生まれ、それぞれに趣の違う作庭を誂えました。
正面の揃った住宅街には大きな変化が表れ、足並みを揃える無意味さを知ります。
アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながらも内包される2Fリビング。
その天井は住宅にはほとんど用いられることのない技法である「扇垂木」を採用。
木組みのダイナミズムが圧巻となりますが、決して空間性を犠牲にすることなく、必然的な存在として空間を嫌味なく構成してくれています。
COMODOデザインと、確かな大工技術をご堪能くださいませ。


【今回のイベントのポイント】
 - 整列されすぎた住宅街に逆らうかのように、斜に構える配置
 - 扇垂木という社寺建築で用いられる技法を住宅に導入
 - アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながら内包的な2Fリビング

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お時間ございましたら。




住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
            citta di garage B1
お問い合わせ
電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
mail info@iida-arc.net







# by lives-web | 2016-11-06 12:03 | 斜45°の家 | Comments(0)

雑誌取材とモックアップと見学会告知とうちのあかね。

記事内容が盛りだくさん(笑)
まずは雑誌取材。
11/19に発刊予定の「ガレージのある家(ネコ・パブリッシング社)」から、お引き渡しからほぼ1年が経過したINDYHOUSEの取材をして頂きました。
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とてもとても柄の悪い町並み...笑
車に似つかわしくなく?オーナーは全然そんなことないのですけれど。
週末は車仲間が集い、BBQをほぼ毎週開催しているという、理想通りの空間として活用されているそう。
車好きによる、車好きのためのライフスタイルを、的確に提案できた証拠でしょうか。
うらやましい限りです。

お次は斜45°の家のモックアップ。
道の駅「ろまんちっく村」にて、毎回参加させて頂いているBonmarcheで展示をさせて頂きました。
1/100でプレゼンをして、こちらは1/10となり、11月末には1/1がお披露目。
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他の工務店さんも出展しており、人気投票が行われていたのですが、5票差で2位という惜敗に。
さて、この子は今後どういたしましょう...笑
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他にも、ここ一年の成果を展示。
改めて並べてみますと、この一年の遍歴がめまぐるしく、我ながら感無量。
今後の展開において、身が引き締まる思いです。
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モックアップの功労者はあかね!!
労いの打ち上げ帰りに一枚。
見返り...以下自粛。




暮らしの見学会のお知らせ
「斜45°の家」
日時 11/26(土)・27(日)・30(水)
   10:00~17:00
場所 栃木県宇都宮市

「がむ斜ら扇垂木」
整然とした分譲地に逆らうように、建物の配置を敷地に対し45°振った「斜45°の家」。
その事で四角の土地には4箇所のスペースが生まれ、それぞれに趣の違う作庭を誂えました。
正面の揃った住宅街には大きな変化が表れ、足並みを揃える無意味さを知ります。
アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながらも内包される2Fリビング。
その天井は住宅にはほとんど用いられることのない技法である「扇垂木」を採用。
木組みのダイナミズムが圧巻となりますが、決して空間性を犠牲にすることなく、必然的な存在として空間を嫌味なく構成してくれています。
COMODOデザインと、確かな大工技術をご堪能くださいませ。


【今回のイベントのポイント】
 - 整列されすぎた住宅街に逆らうかのように、斜に構える配置
 - 扇垂木という社寺建築で用いられる技法を住宅に導入
 - アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながら内包的な2Fリビング

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お時間ございましたら。




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# by lives-web | 2016-11-02 17:59 | イベント | Comments(0)

日本エコハウス大賞:意匠部門賞受賞とロッケンロール建築

先日行われた日本エコハウス大賞において、「意匠部門賞」を受賞いたしました。
コンテストに応募された限られる範囲であるとはいえ、これにて、性能面とデザインの両立が計られていると言うことを、多少なりとも証明できたのではないでしょうか。
ちなみに、建築家の堀部安嗣さんが推してくれたのだそう。
今後の課題としては、まだまだ温熱環境には疎い僕ですから、諸々の理解を踏まえた上で判断できるようになりたいと思います。

改めまして関係者の皆様、誠にありがとうございました!!
特に機会をくださった住まい手さんには特段の感謝にございます。
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中村さん、伊礼さん、堀部さんと、お三方の目に作品を触れて頂く事が出来、10年かけてようやくここまで来られました。
まだまだ目標まではほど遠いですから、修行の日々が続きます。



授賞式の総評の際の2人のお言葉を抜粋。

伊礼さん「足るを知る」
過度に張りぼてとすることなく、バランスが大切と言うことと受け止めました。
性能ばかりが良くても、デザインだけが良くてもダメ、バランス大切。

堀部さん「ロックンロールな建築」
時代に流されることなく、自分の信じた建築を推し進めても良いじゃないか。
これがオレの建築だ!!って胸張って行こう。



まさしく腑に落ちる感覚です。
多方面から建築を見直す、良いタイミングなのだと思います。
人間の身体感覚、第6感にまでも響くような、そんな建築をこれからも目指します。
それが僕の「ロッケンロール建築」です。
来年のエコハウス大賞には、満を持した、胸を張れる作品で臨みたいと思います。




お知らせ
今年も「Bonmarche100人展」に出展いたします。
今年は11月竣工予定のこちらを1/10でモックアップしてみました。

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そう、「斜45°の家」です。
中もご覧の通り。
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益々竣工が待ち遠しくなりました。

お時間ございましたら、是非会場へ足をお運びくださいませ。





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# by lives-web | 2016-10-28 21:55 | 建築流儀 | Comments(0)

時の経過には適わず...

忙殺・・・今の僕には一番しっくり来る言葉かも知れません。
一つ一つを確実に行えるよう心掛けてはいるのですが、そのおかげであれもこれもと陥っているように思います。
これですもの、棟数など追えるはずございません(笑)

さて、10年もやっておりますとボチボチメンテナンスのお話を頂くようになって参ります。
内装や塗装、外構など。
築5年以上の作品を改めて拝見してますと、やはり経年美化には勝てぬと痛感するのです。
もちろんそれを含ませての設計ですから、そうなっていただかないと困るわけですが。
美しく成長している様を眺めていると嬉しくもあり、自分の無力さも感じます。
時間の経過にはもちろん適うわけもありませんが、どこか悔しい...。
各々の住まいがどのような成長を遂げていくのか、住まい手さんによっても様々。
その経過を拝見できるのも建築の醍醐味なのかも知れません。

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そんな思いを馳せながら、先週は修行のため静岡へ。
「アトリエ樫」の主宰をされております「「坂田卓也さん」の自邸へお邪魔して参りました。
個人邸ですから、プライバシーな部分はご覧に入れられませんが、こちらもやはり時の経過によって美しさや色気が増した建築であると感じました。
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築20年とのことでしたが、いやはやなんとも美しい。

建築はやはり、経年美化を見越した感覚が必要であると痛感した出来事でした。
人間もまた、そのようにあれたらなと思いますが...果たして!!笑







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# by lives-web | 2016-10-26 17:29 | 建築談義 | Comments(3)

大工さん、そろそろ...

ナベさん棟梁、そろそろ佳境に入って参りました。
内部は来週ぐらいにはおおよそ終わる程度。
外部を含め、今月いっぱいに大工工事は終わる事でしょう。

内部の様子をチラリズム。

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玄関と階段下の絡み。
最近“R”を用いることがマイブームですが、もうほとんど遊び心です(笑)


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階段の設計にはやはり気を使います。
今作の階下は収納。


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2.5畳の畳間。
いままでの洞窟のような畳間から、衝立から生まれる場所を作ってみました。


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いつ見てもこの天井にはため息しか出ません。
ボードが張られ、仕上げの漆喰が塗られる頃には...楽しみです。


さて、これから仕上げに向かってラストスパートです。
頑張ります!!職人さんが!!笑







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# by lives-web | 2016-10-14 20:39 | 斜45°の家 | Comments(0)

地の利を最大限に

その土地を読み取り、建築に生かすことは当然のこと。
しかし、こうも極端に差が出るのがまた建築を面白くしてくれる!!


設計中の案件
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夏には花火大会を間近に見られる、高台の大パノラマな立地。
晴れた日には日光連山も拝めることでしょう。

本日着工した「giftbox」
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宇都宮市内のど真ん中!!
幸いビル群はこの裏手。
南西には森林公園があり、比較的緑は多いかも知れません。



どちらの土地が優れていると言うことはないけれど、立地条件に合わせた設計の大切さを、身をもって痛感する瞬間です。






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# by lives-web | 2016-10-07 18:44 | 新プロジェクト | Comments(0)

「作品名:段段段」

来年2発目の新プロジェクトの紹介です。
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タイトルにある「段段段」とは、空間を“段”で仕切っているため。
通常は壁で仕切るのが建築ですが、目に見えない、でも確かな用途を得た段のある床を設けることで、ただ広いのではなく、“居場所”のある空間が生まれてくることを期待しています。
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内部はこんな感じ。
動線的には「土間(アプローチ)→玄関→リビング→キッチン→ダイニング→個室」と言った流れ。
通常であれば「リビング→ダイニング→キッチン」となるのでしょうけれど、あえてキッチンをセンターに配します。
寛ぐところ、食べるところ...明確に部屋へ用途を与えるのではなく、気分でその部屋の用途は変化します。
住まい手さんの生活様式をヒアリング等によって推測するに、家族の繋がりはもちろんあるけれど、個々が立った感じがしたのです。
つまりは、旦那さんは音楽、奥様は読書、お子さんは...と言った具合。
それぞれの居場所に腰を下ろせるよう、でも家族の存在感は確かに感じられる。
それが今回は距離や間取りではなく、段によって解決策を見出した次第です。
単純なスキップフロアとして片付けるのではなく、明確な意思を持ってその段を生かせればと思います。
ちなみに一番低いリビングのFL(床高)はGL(地盤面)と同等。
まるで、天気のよい秋晴れの公園で寝そべるような、そんな感覚を期待しています。
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イメージ湧きますでしょうか。
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敷地は旧家である母屋の敷地内の離れとして。
母屋との気配を感じられる程度の距離感を意識。
プライバシーという表現ではなくて、「個々の存在感の確立」とでも申しましょうか、ニュアンスの表現が難しい(笑)
物理的にはL型で囲み、気配は光と畦道による裏動線の追加、視線回避は植栽と段差で処理。
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基礎を地面に埋め込む為、一番低い軒先では2mちょっと。
低さには自信があります(笑)



さて、しばらくは現場と実施設計図面に集中します!!





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# by lives-web | 2016-10-02 16:03 | 段段段 | Comments(0)

性能は数値化できる心地よさの理屈

そもそも住宅の“性能”とはなんなのか。

世間で言う住宅性能とは「構造耐力・省エネルギー性・遮音性等」を指すと認識しています。
要するに数値化等をして目に見えるものを性能として指しています。
当然かと思いますが、デザインや住み心地を指標しようとしても、個人の主観が入るわけですから、定義はないのですよね。
では目に見えるものがすべてか、感覚的なもので計るべきか、いずれも違う(と判断するのも違うかも)
結局は求める側(住まい手)の要求次第であって、それに合った建築屋さんを指名すればよろしい。
いずれにせよ正解はないのだけれど、僕も初めてひとつの「指標」として性能に注目してみました。

ひとつ屋根の家
UA値-0.56
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machiya
UA値-0.55
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※UA値(住宅の断熱性能)
外皮平均熱貫流率は、従来の熱損失係数(Q値)に変わる指標です。
住宅の断熱性能を表し、数値が小さいほど性能が高いことを表しています。
各部位から逃げる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。
2020年には「次世代省エネルギー基準」が施行されます。
なお、数値の目安として宇都宮の基準が「0.87」とされています。
一番厳しい条件である北海道では0.46です。


弊社の仕様は特段、高断熱に拘っていません。
それは今まで性能に頼るのではなく、設計・デザインにおいて「住み心地」を追求している表れです。
ではなぜこの数値が実現しているのか。
それは...「単純に窓が少ないから」である!!笑
開口部が熱損失において一番影響される部位。
壁や屋根などの外皮は0.3(弊社値)という数字ではあるものの、開口部においては3.5(弊社値)ともっとも高い。
圧倒的に窓の少ない僕の設計は、それだけで有利に働いているのです。
「見た目は良いけど、どうせ・・・」と言われたくない。
事実、住まい手さんから暑い寒いの声を聞いた事がないのです。
一番の理解者は住まい手さんだと思いますが、「気持ちが良い」の感想、それがすべてです。
当然その指向性はこれからも変えられません。
だがしかし、性能を数値として目に見える形で表す事は、これから住まい作りを検討して頂く方の為にも、現状安心して住まい続けて頂くためにも、ひとつの“指標としての性能”は明確にすべきかなと判断した結果です。
恐らく今後、性能を表立って振りかざす事はないでしょう。
僕にとってそれは最重要事項でないから。
あくまで”デザインありきだけではない”ことを知って欲しいかなと思います。

こういうことを公共の場で表現すると対立...俗に言う「炎上」ですか、それは避けたいので言い訳を...苦笑
巷での建築屋さんはご存じの通り多極化しております。
設計事務所系・アーキテクトビルダー系・性能系・ローコスト系・フランチャイズ系・ハウスメーカー・・・挙げ出せばキリがない程に。
各々建築に対する向き合い方もそれぞれであって、それが建築の指向性に表れてくるのだと思います。
建築屋が自己顕示欲のために建築をするのではなく、住まい手のためにあること。
様々な価値観の中から、それを選ぶのが住まい手さん。
どのような建築屋さんであれ、僕にとって比較の対象ではない。
僕は僕(僕の方が優れているという意ではなく)。
そのような判断基準で良いのではないかなと思います。
単純に押しつけがましいのが嫌いなのでしょうね。
だから僕は基本的に営業行為は好みません。

総評として「性能は数値化できる心地よさの理屈」と捉えます。
まずは設計ありき。
大開口によって太陽明るく燦々と...ではなく、きちんと日射量をコントロールした窓のヴォリュームや風の通り道を加味した配置。
熱橋の生じないディテール。
自然の感覚に近い手触り・足触り、木や素材の温もり、デザインによる精神的な心地よさ。
住まい手の一手間を借りて、障子や雨戸による断熱、葦簀戸や軒による日射調整。
断熱性能を感じながら過ごす人などおらず、自然の風や鳥の声、木々による四季の移ろいで初めて気持ちよさを知るのです。
設計によってきちんと、精神的に気持ち穏やかで、体感的に暑さ寒さの不快感を与えない事が大前提にあって、そこへ付加価値として設備や性能を付与する。
精神的な物は計れないけれども、性能を目に見える形で数値化し、心地よさの理屈として裏付ける。
私にとって住まいの設計とは、エネルギーを作るためでも収納のためでもあらず、心休まる場を目指します。
デザインと性能のどちらかが威張っては行けない、バランスによる両立こそが、今求められる「住宅」なのではないでしょうか。

※これらはあくまで、僕個人の主観における建築流儀です。
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# by lives-web | 2016-09-26 17:39 | 建築流儀 | Comments(0)

親子屋根の家

来年1発目の仕事です。
タイトルは「親子屋根の家」と名付けました。
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この感じが親子屋根。
左の平屋が和菓子屋さんの店舗と工房、左が住居となります。
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店舗の開放感と住居の開放感、双方の成立を目指します。
店舗併用住宅では、プライバシーと店構えの両立が胆になると考えます。
奥行きで区分けするか、物理的に区分けするか、土地の諸条件と合わせて検討する必要があるでしょう。
もちろん、“兼ねる”事でコストバランスを加味する事も忘れずに...。



1F
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2F
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住居部分は5人家族でなんと21坪。
1人当たりの床面積換算で4.2坪となり、自身最小住宅です。

店舗のプロモーションもプロデュースすることとなり、類を見ない、けど懐かしい和菓子屋さんを目指します。
肩肘張らない、さりげなくオシャンティな店構えと言ったところでしょうか。
ここは栃木県ですから、都内の作法では通用しないでしょう。
マダム受けは狙えません(笑)
普通で良いのです、普通で。



「斜め45°の家」は鋭意工事中。
床施工は終わり、開口部を造作中です。
11月の中頃にはお披露目できる事でしょう。

次次回作である「giftbox」の実施設計は終わり、着工を待つのみ。
この長雨で基礎の着工が遅れております。

お次は・・・基本設計はおおよそ固まり、プレゼン準備中。
お気に召して頂けると良いのですが。

プレゼンを控えているのは後4件。
各々、現在ヒアリング中で、じっくり時間を掛けて設計依頼趣旨を互いに精査して行ければと思います。
熟々痛感する事ではあるのですが、やはり僕の設計は人となり、つまりは住まい手さんの「人柄」を理解しないと線が描けません。
僕の作品であって作品にあらず、そういうところを大切にしております。

なお、おかげさまで来年は残2棟(着工ベース)とさせて頂きます。
生意気言って申し訳ありませんが、精神面(笑)とクオリティ維持のため制限させて頂きました。
1棟の規模とスタッフの成長にもよりますが、年間着工棟数は7~8棟が限度かなと思われます。
ちなみに問合せはいくらでもお受けいたします...笑





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# by lives-web | 2016-09-22 20:57 | 親子屋根の家 | Comments(0)

空間と時間を写真に納める

まずひとつ、「空間と時間を写真に納める」は非常に難儀で不可能だ。
ましてやアマチュアカメラマンである僕なんぞに...。
それでも設計者としての意図を写真に納めるのは、僕以外にはなかなか出来ないであろう。
何せこの空間の、最大の理解者であるからだ(笑)

建築も写真も文章も、表現として一貫していなくてはいけないと思う。
僕はよく「君がこの建築を設計しているようには見えない!!」と言われる。
人物の見た目で判断してはいけないという話(笑)

閑話休題

かっこいい写真では意味がない。
きちんと空間として伝わらなければ「写真」として意味がない。
両方出来るようになってから言えと言われそうだけれど...苦笑
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作品名である「machiya」の由来となった西面ファサード。
低く低く伸びやかに...
両サイドの住宅と見比べると明らか。



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店舗の入り口も兼ねているため、アプローチは入念に計画。
アオダモが屋根から突き出ているのが特徴的で、その根元には苔溜まり。
鎖雨樋を使用し、足元には手水鉢(中には金魚)



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プライベートゾーンとなる東面
下草のイワダレソウの成長が待ち遠しい。



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インナーバルコニーを見上げたところ。
屋外からはほとんど内部は伺えない。



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診療所内部
身体のケアも、まずは心から。
精神的にも落ち着ける空間を心掛けた。



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ご主人の書斎
天井高は更に下げて2.000mm。



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1階と2階を意識的に切り替える装置として機能している階段。
折れ具合が特徴で、一瞬目に入る物すべてが真っ白になる時があるのだが・・・



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上がるとこんな感じ。
自身では久々な化粧垂木の天井。
リビングはなんと畳。
やんちゃ坊主3人衆(4人衆?笑)に対しての配慮。



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キッチンからの眺めがいかに気持ちが良いか。
その善し悪しでおかずの品数が決まる!!?
キッチンはその住まいの司令塔として、気持ちの良い場所でなくてはならない。



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最近おなじみの小畳。
今作は天井をRにし、胎内に包まれるように。




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障子を閉めると更に和を感じる。
ただしこれは“和”ではなく“日本の家”である。



今作の写真は明るめと意図的に暗めのものと2バージョン。
これもまた表現の難しさだ。
バッと明るく開放的・・・は意図していない。
必要最小限で十分な開口を心掛けているため、実物以上に明るい室内もまた妙。
適度に暗く、ちゃんと明るく。





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# by lives-web | 2016-09-13 17:45 | machiya | Comments(0)