先日、元YAMAHAの楽器デザイナーさんにお会いする機会があった。
現在は主にパースの描き方などを教える講師として活躍されているそう。
僕も以前の会社に勤めていた時にパースの描き方などを教わったことがある。
パースの“温かさ”や人柄がとても好き。
そしてなによりも「画で伝える」ことがとても勉強になる。
参考までに現在計画中の「N家の住み処の改装」のパースを描いていただいた。
なんとも贅沢である(笑)
それをN家の皆様に拝見していただいたところ、やはり感動を呼んだ。
なによりも「伝わる」のである。
いままではほぼ口頭や図面であったため、Nさんも漠然としたイメージでしかなかったのかも知れない。
それが今“曖昧なヴィジュアル”として確認できたため、大変喜んでいただけたのだ。
この“曖昧な”というのがポイントで・・・
CGパースのような「こうなる!」ではなく、「こんな感じ」で伝えられる。
空間は人それぞれで捉え方が違うものだから、「雰囲気」で充分だと思う。
“なんとなく”伝わりませんか?
シーツの被ったベッド。
思わず座りたくなるようなソファー。
言葉を交わす「会話」。
画を介して伝える「絵話」。
双方とも結果的には「伝える」技術の「カイワ」。
打ち合わせやプレゼンテーションの場で両方が飛び交うのであればさぞ楽しい時間でしょうね。
普段事務所ではペンを走らせながらデザインしているのですが、こんなにも喜ばれるのならば、今度からお客様の前でもサラサラッと描いてみようかしら♪
下手でも良いんです・・・気持ちですから!
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