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中村好文著 「普通の住宅、普通の別荘」

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僕の好きな...というより「崇拝」という言葉の方が正しいかもしれない(笑)中村好文さん。
何冊か書籍を書いておられますが、これは最新作。
今までの中で一番好きかも知れません。

今までの作品を通して、住まい手さんに対する姿勢や、設計意図を綴っているのですが、「お人柄」が良く出ていて読みやすいと思います。
このブログを好んで読んでくださっている方々はお気に召すと思います。





常に新しいスタイルを求め「新進気鋭」的な建築家、それを望むクライアント。
逆に「定番スタイル」を突き詰めていく建築家、それを望むクライアント。


大別するとこの2パターンになるのでしょうが、この両者での書籍は多々ありますが、まったく別物と言っていいほどその内容には差がある。
どちらが良いと言うことではなくて、「どちらを選ぶか」なのですね。



僕にとってクライアントに届けたい「建築家」とは、あくまで“住まい手ありき”な庶民派なワケです。
ですから、僕は「定番スタイル」を常に向上させていくスタイルを選んだのです。

その作風に共感し、安心して設計依頼が出来る、これが「定番スタイル」と言うことではないでしょうか。
僕はクライアントになったことがないので定かではありませんが(笑)、いままでの住まい手さんを参照するとそのように解釈しました。



中村好文さんはその「定番スタイル」の代表格。
僕の所属する流派?に、「崇拝」する諸先輩方は何名かいらっしゃるのですが、お話しをさせていただくと、例外なく「人柄」が建築に滲み出ているモノなのです。
実際僕も良いか悪いか...「この家、飯田君っぽい」と言われたことがあります(笑)

流派ですから、建築的にやはりどことなく似ているのですが(でもそれぞれ違う)、「人柄」のそれもどことなく似ている。
しかも皆さん「酒好き」で「ジョーク好き」なのである(笑)




先輩方が築いてきた礎を、僕らがしっかりと受け継ぐ、これも「定番スタイル」のセオリーなのかも知れません。

改めて、それらを再認識させていただいた一冊でした。




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by lives-web | 2010-06-23 21:54 | 建築談義
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