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「小林可夢偉」という日本人

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「小林可夢偉」と聞いて“ピンッ”と来る方はまず車好き(笑)

恐らく一般的な知名度はまだ少ないかも知れないが、先週末に数多くのレースファンを驚かせた。
そう、彼は世界最高峰のレースとして君臨する「F1レーサー」なのだ。

残念な話、日本人ドライバーでの最高位は3位。
優勝は一度もナシ。
当然と言えば当然な話で、日本とモーターレースの関係性が貧しすぎるのだ。
ちょっとヤンチャなパパさんが子供にカートを教える...父さんの趣味に付き合わされる...的な(笑)



これは「文化」の違いから来るモノで、アメリカと車の関係は単に「乗るための道具」としてだけでなく、「趣味」として確立しきっている。
「趣味」として日本でも近年では通用する話ではあるが、歴史がまず違うし、レベルも違う。
自宅には必ずと言っていいほどビルトインガレージ(映画参照)、そこに数台の車が鎮座。
ガレージ内でのレストア、エンジンのビルトアップまでこなす強者も点在するとか。

その差には国家としての差が大きく、維持が用意であること。
すなわち「税金」が安く、車検もない、ガソリンも安いのだ。
僕らにとっては夢の国...USA(笑)



だいぶ話は反れてしまったが・・・小林可夢偉という男。
「偉」大な「夢」を「可」能にする・・・可夢偉。

俗説ではあるが、日本人がF1で勝利することは難しい。
早ければ良いだけでなく、スポンサーとのマネージメントも関連する。
結局は「スポンサーの宣伝のために走る」と言っても過言ではない...企業のイメージ戦略の一環なのだ。
そして「ドライバー」もマネージメントの一環に含まれる(自国のドライバー・チームを応援=スポンサー名)。
冒頭でも述べているけれど、日本人はモータースポーツへの興味は今ひとつ。
そんな環境の中で、莫大な費用の掛かる「F1」への参戦は厳しい...実際ホンダもトヨタも撤退。。。

そんな中、彼の所属するチーム「BMW Sauber」は彼の実力を認めての起用。
彼曰く、「僕が速く走れなければ、今後日本人がF1に進出するのは難しい」と...言ってくれる。
もしかするとこの後の有望なレーサーが居ないのかも知れない。

それだけの「大和魂」を背負って彼はアグレッシブに走る。
世界的に見て「控えめ日本人」はあのレース場にはいなかった。
格上のチームにも果敢に挑み、同クラス程度のチームには大胆なオーバーテイクを見せてくれた。
結果的には7位であったけれど、正直あの車でこの順位は非常に快挙。
もし、彼がフェラーリチームやレッドブルの車に乗れたならば...やってくれるだろう、確実に。



なんだか「コラムニスト」並なブログになってしまったが(笑)、夢を与えてくれる彼のレースに感動しきってしまった。
レースというのは単に速ければいいと言うものではなく、そこにはチームの駆け引きや戦略云々、それこそ一丸になって勝利を掴むのだ。
また長くなりそうなので、この話は又の機会に...。

最後に、感動をありがとう、小林可夢偉!
僕も日本人として頑張るぜ!!
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今日のリラ君。
F1カーのドライブポジションを再現。
ほぼ寝ている状態でコースを滑走する。

生まれ変わったらレーサー...か?
by lives-web | 2010-10-14 17:26 | 車・バイク
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