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「一級建築士」合格しました!!

いまさら?
そう、ようやくですw

本日のブログは備忘録的に...

屈折五年・・・その経緯をおさらいしてみましょう。

※試験概要
○学科科目:施工・構造・環境・計画・法規(全125問)
        →おおよそ7割程度で合格(合格者数によって変動あり)
○製図試験はランクⅠ~Ⅳで評価し、ランクⅠで合格



1年目 →  受験を決意し資格学校へ入学する
        学科試験の難しさに驚愕、さらに勉強の仕方がいまいちわからず中途挫折w

2年目 →  資格学校で優秀な生徒(学科合格歴あり)と友達になり、学科の勉強の仕方を教わる。
         その生徒に教わりながらボーダーライン“ギリギリ”で学科合格!
         製図試験に移行するも、甘く捉え軽く玉砕w
         課題は「店舗付事務所ビル」

3年目 →  製図試験2年目(学科合格から三回まで学科免除制度)
        課題は「小都市に建つ美術館 」
        きっちり学校に通い、やることはやった!
        なんとなく自信があったものの、詰めが甘くランクⅡ
         今にして思えばまるでなっちゃなかったのかな...

4年目 → 角番と呼ばれる「ラストチャンス」
        課題は「介護老人保健施設」 
        昨年以上に気合いを入れて望むも・・・またもやランクⅡw
        こちらも「今にして思えば・・・」的な具合。
      

これでもう一度学科から・・・ということで「座学」が嫌いな僕は断念を決意!
が・・・資格学校の仲間からの応援(プレッシャーとも言うw)される。
そしてモヤモヤ感と挫折感と屈辱感が交錯し、持ち前のプライドの高さで一念発起!

5年目 → 年明け早々・・・といいたいが、3月頃からエンジンがかかる(ちなみに7月末試験)
        仕事終了後、ほぼ毎日図書館へ通い詰め、家族の時間もほとんど犠牲にする日々。
        独学ながらもどうにかこうにか・・・またもやボーダーライン“ギリギリ”で学科合格(笑)
        今年の課題は「地域図書館」
        今回は構造や設備に重点を置いて晩学に励み、見事に「ランクⅠ」へ♪



それにしても偶然とは思えない図書館・・・半年のほとんどを過ごした図書館(笑)
今回は自分の設計力を消し去り、「凡人」になりきって製図の勉強を望んでみた。
どうやら設計をやり過ぎてしまう傾向にあるようだ。
所詮は試験・・・・採点する者は所詮お役人・・・
設計力だけが求められるのではなく、設備も構造もすべてが「まんべんなく」が求められる。
それに気付くのに4年もかかってしまった(笑
結果的に僕の回答は皆がやってる回答とはだいぶ差が出てしまい、プレ採点は微妙判定w
それでも僕には自信があった。
確かに試験元が求める回答とは違ったかも知れないが、落ち度が全くないし、すべて理屈を通した。
それが評価されたのだと思う。

国家資格で「人間が採点する唯一の試験」なのだ。
故に、去年も一昨年も採点官によっては合格だったかもしれない?w
逆に言えば今年もだめだったかも知れない(汗
だから「誰が見てもわかりやすい回答」が求められると言えるだろう。




それにしても・・・うれしいw
正直、僕の仕事の範囲では一級まで必要ない。
それをどこか言い訳にしてやり過ごしていた。
しかし、いざ合格してみると・・・やはり資格という名の「権威」は必要だ(笑)
お客様から見てもやはり印象として違うのだろう。

自分自身にとって「ケジメ」が付いたし、これでようやく同じ土俵に立てたのだ。
あれだけ努力してもまだ土俵にたっただけ。
これから何かが変わるわけでもない。
それでもこのハンデと足枷がとれただけでも身は相当軽い!
これで思いっきり戦える!

来年は晴れ晴れとした気分でLIVESとCoMoDo建築工房の再スタートを切れるぜよ♪
まずは速攻で「住空間設計LIVES “一級建築士”設計事務所」に申請しなければだ(笑)
すでに名刺は作り替えている(爆笑)



それにしても周囲からのお祝いのコメントやらなにやらが非常に騒がしい。
自分的には持ってて「当たり前」の資格として捉えていただけに、この温度差に困惑気味だった。
実際はやはり「一級建築士」という資格は相当なウエイトなのだろう。
自分以上に喜んでいる周囲に申し訳なさすら感じる(笑)




学校には感謝だ!
納めた金額は相当だけれども(笑)
なによりも僕は「先生」に恵まれた。
笑い、怒られ、けなされ、突き放されたこともあったけど?wそれでも食らいついた。
僕にとって信じた人間はこの人しかいなかったのだ。
この出会いは当然今後の仕事にも影響してくるだろう。

来年は「講師」を頼まれた。
正直時間的問題でやりたくないw
だがしかし、先生に対する恩義として快諾させていただいた。
せめてもの恩返しとして。
教えることで教わることもあるだろうしね♪


最後に・・・
これまで支えてくれた家族には本当に感謝しなくてはなるまい。
相当な時間を犠牲にしてきたのだ。
これからは・・・と言いたいが仕事が既に詰まっているw
それでも勉強の時間を考えれば余裕はあるはず。
来年は「父さん」としての資格を取らなくては・・・もちろん1級の(笑)





今後は「一級建築士:飯田 亮」の名に恥じぬよう、これからも精進いたしますので、応援のほどよろしくお願いいたします!
by lives-web | 2012-12-24 18:22 | 雑談
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