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空間と時間を写真に納める

まずひとつ、「空間と時間を写真に納める」は非常に難儀で不可能だ。
ましてやアマチュアカメラマンである僕なんぞに...。
それでも設計者としての意図を写真に納めるのは、僕以外にはなかなか出来ないであろう。
何せこの空間の、最大の理解者であるからだ(笑)

建築も写真も文章も、表現として一貫していなくてはいけないと思う。
僕はよく「君がこの建築を設計しているようには見えない!!」と言われる。
人物の見た目で判断してはいけないという話(笑)

閑話休題

かっこいい写真では意味がない。
きちんと空間として伝わらなければ「写真」として意味がない。
両方出来るようになってから言えと言われそうだけれど...苦笑
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作品名である「machiya」の由来となった西面ファサード。
低く低く伸びやかに...
両サイドの住宅と見比べると明らか。



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店舗の入り口も兼ねているため、アプローチは入念に計画。
アオダモが屋根から突き出ているのが特徴的で、その根元には苔溜まり。
鎖雨樋を使用し、足元には手水鉢(中には金魚)



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プライベートゾーンとなる東面
下草のイワダレソウの成長が待ち遠しい。



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インナーバルコニーを見上げたところ。
屋外からはほとんど内部は伺えない。



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診療所内部
身体のケアも、まずは心から。
精神的にも落ち着ける空間を心掛けた。



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ご主人の書斎
天井高は更に下げて2.000mm。



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1階と2階を意識的に切り替える装置として機能している階段。
折れ具合が特徴で、一瞬目に入る物すべてが真っ白になる時があるのだが・・・



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上がるとこんな感じ。
自身では久々な化粧垂木の天井。
リビングはなんと畳。
やんちゃ坊主3人衆(4人衆?笑)に対しての配慮。



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キッチンからの眺めがいかに気持ちが良いか。
その善し悪しでおかずの品数が決まる!!?
キッチンはその住まいの司令塔として、気持ちの良い場所でなくてはならない。



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最近おなじみの小畳。
今作は天井をRにし、胎内に包まれるように。




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障子を閉めると更に和を感じる。
ただしこれは“和”ではなく“日本の家”である。



今作の写真は明るめと意図的に暗めのものと2バージョン。
これもまた表現の難しさだ。
バッと明るく開放的・・・は意図していない。
必要最小限で十分な開口を心掛けているため、実物以上に明るい室内もまた妙。
適度に暗く、ちゃんと明るく。





住所-栃木県河内郡上三川町上蒲生2351-7 
            citta di garage B1
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電話 0285-39-6781(不在の場合は携帯へ転送されます。)
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by lives-web | 2016-09-13 17:45 | machiya
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