地域に沿った建築を考察する_1

カタチあるものには時代に沿った流行が必ず存在する。
燃費の良さを売る車、省エネ性を謳った家電、性能を持った住宅...云々。
デザインにおいて昔は角張ったものが多く、現代では丸みを帯びたものが多く見受けられる。
それは世間のトレンドや行政の力が大きい。
行政によって一定基準の数値が設けられ、その基準をクリアしなければ商品として認可されない。
その数値は環境性能であったり、安全考慮であったりと、様々な数値が設けられている。
時には不条理な縛りが見受けられることもあるのだけれど、さすがにお上には逆らえない(笑)
商品としてのカタチには一定のルールがあるのだ。
しかしそのルールのある中で試行錯誤、模索するのもまた技術者として腕の見せ所である。

そのルールが時に基準となる。
いわば「最低ライン」なのだ。
クリアしていればそれは確かに商品として認められるけれども、消費者に認められるか否かはまた別問題。
いかにそのラインを、どこまで超えられるかが本当の技術者としての勝負。
相手が10行けばこちらは11・12・・・と、皆が切磋琢磨して今日のルールとして存在しているわけである。

だがしかしである!!笑

僕が常々思っていることを吐露してしまうと、数値だけで物事を計れるのか?ということ。
確かに数値は嘘をつかない。
けれども、それがすべてではないと言いたい。
例えば車で例えてみる、建築屋だけれども(笑)
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低燃費を謳ったステッカー


いかに燃費の良い車であったとしても、デザインとして破綻しているような商品であれば販売実績の数値としては伸びないであろう。
商売は売れなければ意味がない。
お上の決めたルールばかりを追い求めているだけでは、商品の“魅力”が欠如するのだ。
では何が必要か...つまりはバランスなのだ。

例えばここに燃費が低下するパーツがあるとする。
だけれどもそれは女性ユーザーにとって必要不可欠なものだとする。
もしそのパーツがなければある特定の層のハートはキャッチできないであろう。
だとすればそのパーツは付けるべきだ。
それがこの車を買う決定打となる魅力となり得るのであれば。

結局商品は「魅力」がなくては売れない。
数値も、デザインも、アイデアも。
ユーザーに呼応する魅力をどこに設定するか。
ここからが我々の使命となる。

...続く



と言った具合に、デザインや数値化に対する自身の思想を整理するためにも、連載形式で配信していこうと思います。
着地点としては、ノウハウをひけらかす事が目的ではあらず、あくまで脳内整理です。
それと同時に僕の考えを少しでも垣間見て頂ければと幸いです。

相変わらず不定期ではありますが...苦笑
次回は「ブランディング」について書いていこうと思います。









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by lives-web | 2017-01-30 21:08 | 段段段 | Comments(0)
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